6日、家計の消費支出が伸び悩み内需不振が続く韓国だが、その一方で韓国人の海外旅行支出が大幅に増加したとの統計が出された。写真は海外旅行に出掛ける韓国人たち。

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2016年11月6日、家計の消費支出が伸び悩み内需不振が続く韓国だが、その一方で韓国人の海外旅行支出が大幅に増加したとの統計が出された。韓国・京郷新聞などが伝えた。

韓国銀行(中央銀行)の国際数値統計によると、今年7〜9月期の一般旅行支給額は65億9500万ドル(約6850億円)で、過去最高を記録した。一般旅行支給額とは、留学・研修などを除いた旅行・出張目的で外国に滞在時、宿泊・飲食・物品購入などに支出した金額だ。この額が四半期単位で60億ドルを超えたのはこれが初めて、また前期(4〜6月期)と比較して21.7%の大幅増加は、09年4〜6月期(対前期25.7%増)に次ぐ伸びだ。さらに韓国観光公社によると、今年7〜9月に海外に出掛けた韓国人は605万4833人(暫定値)で4〜6月と比較し19.4%増加している。

こうした海外支出と韓国の国内消費の動きはまったく対照的だ。韓国の7〜9月期の民間消費は前期(4〜6月)と比べ0.5%の伸び、昨年同期と比べても2.6%の増加にとどまった。消費の余力のある人々がますます海外旅行に出掛け、海外で消費する傾向が強まっているとみられる。

一方、外国人観光客による韓国での消費は減少傾向にある。今年7〜9月期の一般旅行収入は41億2490万ドル(約4280億円)で前期(4〜6月)と比べ10.1%減少、これにより同期の観光赤字は24億7010万ドル(約2560億円)となり、前期の3倍にまで膨らんだ。

これについて韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「同じ値段なら国内より海外に目を向ける人が増えたからね」
「海外の方が安いというのが一番の理由。韓国はぼったくりが多過ぎる」
「ヘル朝鮮(地獄のような韓国)では金を使いたくない」

「何が楽しくて国内旅行するんだ?」
「もう海外旅行はぜいたくでも何でもない。ヨーロッパはさすがに分からないけど、中国や東南アジアに行くのは済州島より安い」
「国内はどこに行っても露店と屋台天国、山も海もテントだらけだ。そりゃ海外に行くだろ」

「海外旅行は今後も増え続ける。消費を国内・海外だけに分ける考え方はずいぶん狭いんじゃないか?」
「日本だって1人50〜60万ウォン(約4万5600〜5万4700円)くらいで4泊5日は行ける。やっぱりちゃんと遊ぼうと思ったら国内には行かないよ。コスパが合わない」
「海外旅行ブームを起こしたのは朴槿恵(パク・クネ大統領)自身だ」(翻訳・編集/吉金)