7日、日本では困窮した高齢者が「生活のため」にあえて罪を犯し、刑務所行きを望むという問題の存在が伝えられているが、中国でも同様の事件が起きていたことが斉魯網の報道から明らかになった。資料写真。

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2016年11月7日、日本では困窮した高齢者が「生活のため」にあえて罪を犯し、刑務所行きを望むという問題の存在が伝えられているが、中国でも同様の事件が起きていたことが斉魯網の報道から明らかになった。

記事によると、「刑務所で老後を過ごすため」に強盗を犯そうとしたのは仮釈放中の65歳の男だ。男は先月下旬、山東省にある小さなスーパーマーケットで買い物する素振りを見せ、店主の女性にゴムハンマーで襲い掛かった。助けを求める女性の声を聞いた周辺の住民が警察に通報し、警官が現場に急行。女性は頭部に傷を負ったものの、軽傷で済んだという。

警察のその後の取り調べで、男は強盗、誘拐罪などで1994年に無期懲役に処されたが2012年に仮釈放となり、事件当時は更生期間中だったことが判明した。「強盗の目的は逮捕してもらうため。刑務所に入れば病気になっても国に面倒を見てもらえる。食べる物もある」などと説明しており、「仮釈放となったものの、収入も住む場所もなく、生活費はアルバイトで賄っていた」という。男には息子がいるが、「自分たち家族の生活に困っている息子に迷惑を掛けたくなかった」とも話している。(翻訳・編集/野谷)