読者と作る「私だけの旅、聞いてください!」Vol.014/20代から30代、そして一生続ける富山旅

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【毎週水曜 6:00 更新】
旅を愛してやまない普通の女子に、旅について語っていただくこの企画。今回は、20代で出会った富山に魅せられ、30代になってもなお富山愛が止まらない、神成マサヨさんが登場します。



神成マサヨさん

管理栄養士&フードプランナー。メニュープランニングを手掛ける傍ら、キャンプ好きが高じてアウトドアレシピの提案も行う。



カヌーも楽しめる桂湖でのキャンプでの1枚。秋口は、木々が真っ赤に染まる紅葉も見どころ



キャンプでは、即席の生け花教室を開催!

◆どうして富山に魅了されたの?
きっかけを教えて!

神成さん「初めての就職先が富山で、3年間住んでいました。なぜ富山かというと、就職活動を終えて、東京で就職するか、富山で働くかという2択があったんですが、横浜出身なので生活は関東県内。ここで関東を出ないと、関東での日常しか知らないことになると思って、好奇心もあったし、若かったといのもあって、勢いで出ちゃいましたね。

最初の半年間は、友達もいないし、周りには田んぼしかないし、帰りたくて毎日泣いてましたよ(笑)。そんな時、体を動かそうと思って自宅の近所で見つけたのが、ブラジルの格闘技、カポエラの教室でした。ここで知り合った友達と遊ぶようになって、それをきっかけに地元の人とどんどん繋がっていきました。

20代から30代になって、結婚や出産などで友人たちの環境は大きく変わったけど、それでも富山の魅力を教えてもらい、最高に楽しい20代を一緒に過ごした友達に会いに行きたい。私の富山旅は、そんな友達に会いに行くのが目的ですね」



毎年9月1〜3日に開催される祭り、「おわら風の盆」は、神成さんのおすすめ。気品高い踊りは、300年もの歴史があるそう



中山のハイキングでは、立山杉をウォッチング! 青々しく立派な出で立ちでリフレッシュされる

◆現地ではどんな遊び方をするの?
そもそも富山の魅力って?

神成さん「富山の友達とは、山に登ったり、川で遊んだり、キャンプをしたりして、自然の中で過ごすことが多かったですね。富山って、海も山も川も近くにあって、自然が豊かな土地なんですよ。

春はたけのこや山菜を獲ってみんなでその場で料理をしたり、夏は海の近くで、秋なら山のふもとでテントをはってキャンプ。冬は雪山でスノーハイクをします。こうして四季ごとの自然の中に体を置いて、みんなで協力して作ったおいしいごはんを食べながら語り合うと、なぜだか自然と距離が縮まる。今でもひんぱんに集まる機会があって、年に2、3回は富山に行ってますね。

いつもキャンプで集まるのは、10〜15人くらい。幹事は持ちまわりですが、雑貨や食器が好きな子がやる場合は、イッタラの食器やマリメッコの布を使ってオシャレに、華道の師範の子の場合は、外で生け花教室をやってもらって、近くにあるお花を摘んできて花のあるキャンプをしたり。大人になってからできる友達って、職業も趣味嗜好も違う人が集まっているから、いろいろな価値観に出会えるし、みんなが協力して1つになっていく過程が楽しいです。

富山の魅力は、なんといっても“人のよさ”だと思ってます。みんな温かくて穏やか。私がここまで富山が好きになったのは、文化遺産やおいしいごはん、美しい四季が移り変わりだけじゃないと思っていて。この人たちに会いたい、この人たちと富山で過ごしたいという気持ちが富山へ足を向かわせます。

だから富山は、第二の故郷的な存在ですね。もはや、富山って聞くだけでうれしくなっちゃう(笑)。人や自然など、“待っていてくれる人”と“変わらないもの”がそこにあるから、悩んだり落ち込んだりした時にふと帰りたくなる。20代で過ごした楽しい経験と思い出がある限り、富山への旅は、30代はもちろん、一生続いていくと思います」





小さな里山、五箇山では合掌造りに宿泊も。囲炉裏を囲んで友人たちと心を通わすそう

◆富山のおすすめスポットは?
2泊3日のコースを提案するなら?

神成さん「合掌造りの五箇山が素敵です。白川郷で有名な合掌造りですが、富山県のも世界遺産なんですよ。集落が密集していて、歩いて回りやすい。合掌造りに泊まれる貴重な体験もできちゃうので、かなりおすすめですよ!

あと4月に行くなら、ホタルイカ漁を体験していただきたい! 地元の人は、タモっていう大きな網で海岸から獲るんです。波打ち際に光り輝く、無数のホタルイカ。その美しい光景は圧巻ですよ!

2泊3日で友達を案内するなら? そうですね、到着したらまず、富山駅近くのスターバックスコーヒーへ。ここは、日本一美しいスタバなんて言われるところ。スターバックスのある環水公園からは、天気がいいと立山連邦が望めるんです。人もまばらで、のんびりしていておだやかな空気感が最高です。

それから私が住んでいた高岡市に移動して、国宝の高岡山瑞龍寺、奈良や鎌倉と並ぶ日本三大仏の高山大仏を見てもらう。夜はお寿司ですね。回転ずしでもネタは新鮮そのもの。ホタルイカや白エビ、のどぐろなど、東京ではお目にかかれないネタもいっぱい。感動してもらえるはずです!

2日目と3日目は、毎年訪れる馬場島でキャンプしたいですね。ここは、剱岳っていう標高2,999メートルの山の基地として有名なところ。剱岳は上級者向けですが、麓には中山という3時間程度で登れるハイキングコースも。立山杉という大きな杉を見ながらハイキングして、頂上で最高においしいコーヒーを飲みたいです。

普段の生活だと、人とじっくり語り合うことって少ないですよね。だから開放的になれる大自然の中で、20代を振り返ったり、これからの30代をどう生きていくかとか、本音で語り合いたいです。もちろん、くだらない話で笑い合ったりもして(笑)」





冬の寒い山でもなんのその。神成さんと友人たちは、スノーハイクで自然を大満喫!



海辺のキャンプ。自然を前にすると、開放的な気持ちになるから人との距離が縮まるそう



取材協力:
サイアム セラドン銀座店

タイ北部のヘルシーな郷土料理、チェンマイ料理を味わえるレストラン。チェンマイ出身のシェフが、タイのハーブや野菜をふんだんに使い、辛み・甘み・酸味が絶妙に絡み合った現地の味を表現する。

03-6228-7783
営業時間/ランチ11:00〜15:00 (14:00LO) ディナー17:00〜23:00 (22:00LO) 土・日・祝ランチ11:00〜16:00 (15:00LO) ディナー16:00〜23:00 (22:00LO)
住所/東京都中央区銀座2-4-6銀座Velvia館7F
不定休※施設休館日に準ずる
アクセス/銀座一丁目駅すぐ

WRITING/MAKI FUNABASHI