9日、京華時報によると、中国上海市のエコノミーホテルが「客の安全のため」と行った措置が「安全対策どころかプライバシーの侵害だ」として物議を醸している。写真は問題となった上海のイビスホテル。

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2016年11月9日、京華時報によると、中国上海市のエコノミーホテルが「客の安全のため」と行った措置が「安全対策どころかプライバシーの侵害だ」として物議を醸している。

問題となったのは同市有数の観光スポット、豫園の近くにある「イビス」。ここに宿泊した女性客の王さんは「チェックインの翌朝、窓の外にカメラが設置してあるのに気が付いた。レンズが向けられていたのは室内のベッド。ホテルに確認したら防犯のためと言われたが納得できなかったので警察に通報した」と話している。

警察がカメラの画像を確認したところ、画面にはパジャマを着て眠る王さんの姿がはっきりと映し出されていた。王さんは「プライバシーや名誉が侵害された」と憤慨しており、本人の代理人である弁護士はホテル側の行為に重大な問題があるとの認識を示した上で「画像が悪用される可能性も排除できない」などと指摘。王さんはホテルに対して謝罪や慰謝料を要求している。

この件について取材を受けたホテル関係者はカメラを設置したのは安全のためと改めて説明したが、カメラの角度については「回答できない。問題の詳細に関しては把握していない」とした。王さんの訴えに対し、中国のネット上には「客の安全のため?」「やり過ぎだ」などと驚きの声が寄せられている。(翻訳・編集/野谷)