ドナルド・トランプ、第45代アメリカ合衆国大統領に当確

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共和党候補だったドナルド・トランプが、アメリカ史上初の女性大統領を目指したヒラリー・クリントンの希望を砕いた。

AP通信は、「ドナルド・トランプが第45代合衆国大統領になることが決まった」と報じた。不動産王と呼ばれたテレビのリアリティ番組のスターは、ウィスコンシン州を取ったことにより、選挙の勝利に必要な270名の選挙人の獲得を確実にした。これにより、選挙戦の対立候補だった民主党のヒラリー・クリントンがアメリカ合衆国初の女性大統領となる夢を阻んだ。クリントンは現地時間の11月9日深夜、トランプへ電話し祝福の言葉を伝えたという。CNNが伝えた。

選挙の2週間前、クリントンはトランプに7ポイント差でリードしていたが、FBIのジェイムズ・コーミー長官が米国議会へ送った書簡の中で、クリントンの国務長官時代の私用メール問題で「新たな事実が発覚した」として再捜査を行っていることを明らかにしたため、そのリードがほぼなくなってしまった。その後コーミー長官は選挙2日前の日曜日、「クリントンへの追訴はしない」とした書簡を送ったが、そのゴタゴタによるダメージは回復不能なほど大きなものだった。それまでいくつかの重要な州で保っていた2桁のリードは、選挙本番へ向けて先細ってしまっていた。

クリントン陣営は、それまで民主党有利とされていたミシガン州やニューハンプシャー州に加え、接戦だったオハイオ州、フロリダ州、ノースカロライナ州、ペンシルバニア州に有力な支援者を送り込み、最後の踏ん張りを見せたが力及ばなかった。

トランプは、「私の支援集会に集まった非常に多くの支持者たちがそのまま投票所へ向かってくれるだろう」と予言していた。そしてその言葉通り、「とても勝負になる訳がないだろう」とこの数ヵ月間冷ややかな目で見ていた専門家たちをあ然とさせる結果となった。

トランプはこの歴史的な番狂わせを、ニューヨークのミッドタウン・ヒルトンで祝う予定である。一方のクリントンは同じくニューヨーク市内にあり、彼女が繰り返し「突き破る」と宣言してきた「最も高く硬いガラスの天井」を象徴するデザインが印象的なジャビッツ・センターを祝勝会場として用意していた。