9日、科技日報によると、中国黒竜江省ハルビン市の郊外で数日前にPM2.5の数値が1800を超えたと報じられた問題について、中央気象台の関係者が「常軌を逸した数字」と指摘した。資料写真。

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2016年11月9日、科技日報によると、中国黒竜江省ハルビン市の郊外で数日前にPM2.5の数値が1800を超えたと報じられた問題について、中央気象台の関係者は「爆竹が燃やされる春節(旧正月)シーズンでもここまで高くならない。常軌を逸した数字」と指摘した。

同氏は「観測機器に問題があったのではないか」との質問に対し、「周辺の他の観測地点との比較を行った。これほど高い数字ではなかったが1000は超えていた」と説明、その上で同省の多くの畑で「わら」などが燃やされていた点に言及した。

先週、黒竜江省から広がった大気汚染は1600キロメートル先にまで及び、複数の都市でメーターが振り切れるほどの事態となった。ハルビン市ではこの状況が14時間も持続。中国環境保護部は6日に開いた会議で「東北、華東の大気汚染は3〜4日に黒竜江省のハルビン、綏化、大慶一帯で始まった。脱穀後の農作物や暖房用エネルギーとなる石炭が燃やされたことが元凶」と指摘しており、先月31日から今月6日にかけて同省の多くの場所でわらなどが燃やされていたことは人工衛星による調査でも確認されている。省は今年10月にハルビン、綏化などを「焼却禁止地域」とするプランを発表したが、同期間の焼却地点は黒竜江省が全国で最多。専門家の間からは農業従事者らの意識を変える必要性を訴える声が上がっている。(翻訳・編集/野谷)