赤ちゃんにキスするピットブル(出典:https://www.thesun.co.uk)

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「アメリカン・ピット・ブル・テリア(通称ピットブル)」はアメリカで闘犬用に改良された品種である。噛む力が強くその攻撃的な性格から人間に重傷を負わせたり死亡させるケースがあとを絶たない。しかしピットブルの気質や特徴を熟知し徹底的に訓練すれば、本来この犬が持っている忠誠心を生かした関わり合いができるようになるようだ。米ニューハンプシャー州に、人間との信頼関係を築き上げなんと3か月の赤ちゃんのベビーシッターまでしてしまうというピットブルがいるという。『thesun.co.uk』ら複数のメディアが伝えている。

ニューハンプシャー州在住のマーロン・グレナンさん(28)は侵入者への対応・警護を専門とした犬の訓練やしつけを行う会社「ダーク・ダイナスティ・K9s(Dark Dynasty K9s)」を経営している。「愛情深くそして厳しく接することで、犬が持つ忠誠心を引き出しコントロールすることが可能である」と言い切るマーロンさんは、世界中の警察やセレブ、億万長者をクライアントに持つ。

そのマーロンさんの自宅では「危険な犬」として知られるピットブルが、生後3か月のジャクソン君のベビーシッターとして活躍しているという。世界一大きいと言われるピットブルの一種で、その名も「ハルク」、体重76キロという堂々とした体格だ。

ハルクはマーロンさんの元でエリート犬として特別な訓練を受けており、いざとなったら人間の腕を嚙み切ってしまうほどの激しさも持ち合わせるが、マーロンさんのハルクへの信頼は厚い。

マーロンさんの妻リサさん(25)は小さなジャクソン君のそばにハルクがいることについて次のように語っている。

「退院してジャクソンを家に連れて帰った日は、ハルクは嬉しくてたまらないといった感じであの子の周りから離れませんでした。ハルクは私がジャクソンの世話をするのをじっと見ています。いつも私の後を追っているんですよ。ジャクソンが泣き始めると、どうしたものかと真っ先にチェックしに行くのもハルクです。」

「ハルクはベビーシッターとして適任。それにジャクソンが大好きなんです。ハルクの目をみればその気持ちが痛いほど伝わってきます。ハルクはジャクソンが赤ちゃんだってきちんとわかっているんです。だからとても優しいの。」

「ハルクの仕事は人間を守ることですから、当然人を噛むことも教えます。でも自宅にいる時のハルクは、仕事場で見せる顔とは全く別の顔を持っているのです。ここでのハルクの仕事は家族を守ることです。」

5歳になる長男のジョーダン君も同じように育ててきたというリサさん。ハルクは子供たちにキスもするし、ペロペロ舐めたりもする。しかしNGなのは、犬たちと子供たちだけにすること、ジャクソン君を床に直に寝かせることだそうで、モニタリングは欠かさないという。

ピットブルを愛犬として安全に飼うには、正しい理解と訓練が欠かせないことは言うまでもない。

出典:https://www.thesun.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)