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電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーションラボは、全国各地の民俗行事や祝祭が持つ豊かな精神性を、テクノロジーを用いて現代的に再解釈し、広く国内外に発信する「日本の“まつり”RE-DESIGN プロジェクト」を立ち上げた。

同プロジェクトでは、民俗行事や祝祭が持つ多様な解釈を紐解き、IoTやVRなどのテクノロジーを用いて、現代の人々あるいは海外の人々が直感的に理解しやすい表現で映像化することにより、日本の地域文化への理解や関心を国内外双方において高めていこうとする試みだ。

プロジェクト第1弾では、秋田県男鹿市の協力を得て、男鹿の地に古くから伝わる民俗行事「男鹿のナマハゲ」を題材とする。本件は、ジェトロ(日本貿易振興機構)が公募する「オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査 文化を通じた機運醸成試行プロジェクト」として採択を受けたとのこと。

「ナマハゲ」には「怠け心を諫める」「幼児への躾」といった比較的広く知られている意味合いだけではなく、「コミュニティの維持」や「家族の絆の醸成」などの解釈も内包される。こうした現在あまり目を向けられていない解釈を紐解き、モバイルデバイスや各種センサー機器などが普及する現代の都市を舞台に、映像で再現を試みる。この映像作品は2017年2月に完成予定で、国内外の各種イベント・映画祭等への出展後、インターネットで公開する計画だ。

プロジェクト発足にあたり、メディアアーティストの市原えつこ氏をコラボレーションパートナーに招聘。同氏は日本的な文化や土着の風習からインスピレーションを受け、ロボット、VR、タッチセンサーなどのテクノロジーを活用して五感を刺激する体験型作品で話題を集める気鋭のアーティストであり、このプロジェクトでは映像のメインモチーフとなるアート制作を担当する。