2016年の動画広告市場は前年比157%の842億円に拡大。スマホ動画広告需要は前年比約2倍の成長【CA調べ】

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オンライン動画コンテンツの視聴や、日常のコミュニケーション手段としての動画活用が急速に増えていることを背景に、企業のマーケティング活動における動画活用の需要が拡大。動画広告市場は2016年も引き続き高い水準で成長を継続しており、近年のインターネット広告市場全体の成長をけん引する役割を担いつつあります。
さらに業界各社による新たな特徴や技術を備えた広告商品の開発・提供が進み、更なる市場の活性化につながっています。

動画広告市場推計<デバイス別>

2016年の動画広告市場規模は、前年対比157%となる842億円に達する見通し。また、これらをけん引したスマートフォン動画広告需要は、前年対比約2倍の成長を遂げる576億円に拡大し、動画広告市場全体の約7割を占める見通しとのことです。

今後中長期的に、スマートフォン動画広告需要の拡大が市場成長をけん引し、2020年には2,309億円、2022年には2,918億円に達すると予想。そのうちスマートフォン比率は約84%を占めると予測しています。

これらの背景として、ソーシャルメディア上での動画コンテンツ量の増加が、スマートフォンでの動画視聴行動を後押ししていると分析。また広告主はブランディング目的での動画広告活用だけでなく、アプリのインストール促進をはじめとするダイレクトレスポンス目的の動画広告の出稿需要が急増しているとのことです。

動画広告市場推計 <広告商品別>

2016年は、引き続きインストリーム広告が市場全体の52%を占める439億円に成長し主流は変わらないものの、インフィード広告とインバナー広告を合計したアウトストリーム広告と呼ばれる広告商品の需要が急増しました。

特に、スマートフォンでのユーザー体験を損なわない広告フォーマットの普及に沿い、インフィード広告の需要が著しく急増しており、2016年は197億円、前年比約2.5倍の成長となる見通しです。なお、2022年には5倍超成長の1,018億円に達すると予測されています。

数年前までは大手動画配信サイトに集約されていた動画広告は、スマートフォンやソーシャルメディアでの動画視聴を前提とした新たな商品の提供が進み、広告主の選択肢が多様化されたことにより需要の分散化が進んでいると考察しています。