8日、中国メディアによると、中国が高速鉄道の輸出攻勢を強めており、輸出規模はすでに日本の新幹線を大きく上回っている。写真は南京の高速鉄道。

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2016年11月8日、中国メディア・捜狐によると、中国が高速鉄道の輸出攻勢を強めており、輸出規模はすでに日本の新幹線を大きく上回っている。

日本の新幹線は1964年に世界初の超特急として登場して以来、50年余りにわたって列車の衝突や脱線による死亡事故を一度も出しておらず、定刻どおりの運行が確保され続けている。安全性が高く優れた高速鉄道システムとして、新幹線は中国でも知名度は高く、若者にとってはアニメ作品にもよく登場することから誰もが知る存在となっている。

しかし、こと輸出規模という点においては、新幹線は中国の高速鉄道に遠く及ばない。中国の高速列車保有台数は世界最多で、営業距離数は16億キロに及ぶ。さらに、さまざまな地形・気候条件もカバー。後発国の強みも生かし、積極的に海外輸出を行っている。

鉄道建設を中心に金融サービスなども関連する巨大プロジェクトとして、投資は欠かせず、中国は新興国への投資も積極的に行っている。日本もその点は認識しているものの、国内の不安定な政局や経済環境から、注力しにくい状況が続いていることが、日本と中国の差を大きくした。

2013年に安倍政権が発足し、ようやく新幹線の輸出を積極的に行うようになったが、中国はその間、国内の鉄道網を整備するとともに、中国南車と中国北車の2大車両メーカーを「中国中車」として合併させて競争力を高め、国際市場への進出を加速している。

高速鉄道輸出における日中の差が生じた原因は、その技術やコストが根本的な原因ではなく、国家レベルの戦略にある。輸出という点では日本の新幹線はもはや中国に追いつくのは難しいと記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)