うまくいくと思えない!! 倹約家の私が浪費家の彼と結婚、どうなるの!?

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■今回のお悩み

今回の相談者:かにこさん

「倹約家で、年間100万円以上は貯金をしている私。でも、付き合っている彼は浪費家で、私より収入が多いのに、貯金の総額は私の3分の1以下。そろそろ結婚も考えているのですが、お金に関する価値観がちがう彼とうまくやっていけるのか不安。どんなライフプランを立てていったらいいのかも知りたいです」

■倹約家の女性と浪費家の男性との結婚

編集部 彼氏と金銭感覚がちがうというのは、よくあることだと思うのですが、貯蓄が趣味のかにこさんと浪費家の彼は、特に溝が深そうですね。そのため、かにこさんは今後、彼と結婚して生計をともにするのを、すごく不安に思っているようです。

風呂内亜矢(以下、風呂内) かにこさんは、実家暮らしとはいえ、社会人4年目で約600万円貯金があるのは、とても優秀です。そんなかにこさんから見ると、彼氏の金銭感覚や貯蓄額は不満だということですよね。でも、彼が同年代で、200万円貯蓄があるとすれば、一概に浪費家とは言えないと思います。ここ数年の20代の貯蓄額の中央値(※1)は、約40万円から徐々に減っていて平成27年では0円というデータもありますから。

また、彼のほうが収入が多いといっても、一人暮らしだったり、仕事上の付き合いがあったりと、生活に必要な支出も多い可能性があります。今後、一緒に暮らすことを考えるなら、彼は倹約家のかにこさんとはちがって、まったく同じペースでの貯蓄は難しい場合もある、ということをまず理解してあげることが大切だと思います。

※1
データを昇順に並べていった時の、ちょうど中央の値。貯蓄額の場合、平均値は一部の貯蓄が多い人に引っ張られがちなので高く出る傾向があり、中央値のほうが実態に近いと言われる。

編集部 お金のことでイライラしたり、彼を責めたりしてばかりいると、2人の関係も悪くなりそうですものね。

風呂内 そうですね。ただ、結婚して一緒に暮らしていく前に、彼とお金のことについて、よく話し合っておくことは大事です。生活するのに毎月かかる支出はどのくらいか、貯蓄しておきたい金額はどのくらいか、といったことですね。その上で、彼が貯蓄するのが苦手なタイプなら、結婚後は、かにこさんがリードしてしっかり貯蓄をしていくのがいいでしょう。たとえば、2人の収入の管理は、すべてかにこさんが行い、彼はお小遣い制にする。あるいは別財布にするなら、彼の収入から家賃や光熱費などの大きな固定費を払ってもらい、かにこさんの収入は貯蓄に回す。そうすれば、結婚後もしっかり貯蓄はしていけると思います。

編集部 家計の管理や貯蓄は、得意な方がやるというのはよさそうですね。でも、かにこさんは、ご相談を読むかぎり、自分が倹約家であるがゆえに、彼のお金の使い方にもちょっと厳しすぎる感じがして……。

風呂内 2人の財布を一緒にして、彼にお小遣いを渡すスタイルでも、別財布にして、彼が家計のために支払ったお金の残りをお小遣いにしてもらうスタイルでも、お小遣いの使い方については、細かく管理しすぎないほうがいいと思います。そこまでチェックすると、優秀なかにこさんはイライラするでしょうし、彼も息苦しくなるでしょう。
かにこさんからは浪費に見えても、彼にとっては必要な支出かもしれない。ある程度目をつぶることも大切です。

お小遣いの範囲はどう使っても自由といういうことにしてあげれば、その金額が少なめでも、意外と納得してくれる男性は多いみたいですよ。

●浪費家の彼との結婚をうまくいかせるコツ

・彼氏が本当に浪費家か見極める(自分が節約上手すぎるだけな場合も)

・人それぞれ貯蓄のペースはちがうことを理解する

・結婚前に彼とお金のことについてよく話し合っておく

・結婚後のお金の管理はすべて女性がやるという手も

・夫婦別財布にするなら、彼の収入から大きな固定費を払ってもらう方法もある

・彼のお小遣いの使い方は細かく管理しない

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◆かにこさんプロフィール

情報・IT系企業で、事務系専門職の正社員として働く、社会人4年目の26歳。東京都在住で、親と同居している。手取り月収は約17万円、手取り年収は約250万円。会社の財形貯蓄を月7万円しており、現在約600万円の貯蓄がある。アイドルのコンサートチケット代や旅費などに多少お金は使うものの、それ以外の出費はかなり倹約していて、自分でも「貯金が趣味」だと思っている。一方、付き合っている彼は貯金ができない性格。そんな彼とは結婚を考えているものの、彼は「子どもが欲しい」など漠然とした理想を話すばかりで、貯金をしようとする様子がないのが不満。一緒に暮らし始めたら、浪費家の彼にイライラしそうだと考えている。また自分の給料は大きく上がる見込みはなく、出産後の時短勤務でむしろ減る可能性もあるので、結婚したら生活していけるのか心配している。

(ヤマダケイコ/六識)