インターネット上でのプライバシーが注目されるようになってきた昨今、ブラウザの「シークレットウィンドウ」や「プライベートウィンドウ」「プライベートブラウズモード」などを駆使してアクセス履歴などを残さないよう工夫している人も多いかと思いますが、そもそもウェブブラウザで使用されているさまざまなコードの中にはユーザーの知らぬ間にバックグラウンドでサーバーと通信しているものなど、ユーザーのプライバシーを侵害しかねないものも存在します。そこで、ウェブブラウザのGoogle Chromeからプライバシーを侵害しそうな機能だけを全削除して再構成されたのが「ungoogled-chromium」です。

GitHub - Eloston/ungoogled-chromium: Modifications to Google Chromium for removing Google integration and enhancing privacy, control, and transparency

https://github.com/Eloston/ungoogled-chromium

Googleアカウントを使用したりGoogleのAPIキーを使用したりしていなくても、多くの機能がバックグラウンドでGoogleのサーバーと通信しています。その上、Google ChromeのベースとなっているChromiumは、いくつものスクリプトやユーティリティを用いたGoogle独自のハイレベルなコードを用いているそうです。

ただし、Googleが提供するコードはオープンソースとして公開されています。そこで、このコードを調査し、Googleと知らぬ間に通信したりプライバシー面で欠点となるようなサービスや機能をGoogle Chromeから取り除いたものが「ungoogled-chromium」です。変更点は小さいため、GoogleChrome本来のユーザーエクスペリエンスを損なうような変更にはなっていないとのこと。

「ungoogled-chromium」ダウンロードするには以下のURLへ飛んで「Downloads for the latest release」をクリック。

GitHub - Eloston/ungoogled-chromium: Modifications to Google Chromium for removing Google integration and enhancing privacy, control, and transparency

https://github.com/Eloston/ungoogled-chromium#download-pre-built-packages



「ungoogled-chromium」はmacOS、Windows、Ubuntuという3つのプラットフォーム向けに公開されているのですが、今回はWindows版をダウンロードします。記事作成時点では「ungoogled-chromium」の最新版はバージョン「53.0.2785.116-1.2」なのですが、Windows版はまだ配信されていないのでひとつ前のバージョンをダウンロードするために「53.0.2785.116-1」をクリック。



ページ下部の「ungoogled-chromium_53.0.2785.116-1_win32.zip」をクリック。



「OK」をクリックしてZIPファイルをダウンロードします。



ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると……



ファイルの中に「chrome.exe」があるのでこれを起動。



すると「ungoogled-chromium」が開きます。



実際に使ってみると、使い心地は完全にGoogle Chromeなのにデフォルトでは検索エンジンがDuckDuckGoになっています。



GIGAZINEを開いてみるとこんな感じ。



画面上部に表示されている「今すぐブックマークをインポート…」をクリックすれば、他ブラウザからブックマークを移すこともできます。



ただし、取得先には「Google Chrome」の名前はありませんでした。