写真界の巨匠ロバート・フランク (C)Dont'Blink-RobertFrank_RobertFrank_byLisaRinzler

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 1960年代以降のアメリカの写真・アート界に大きな衝撃を与えた写真集「アメリカンズ」で知られる、巨匠ロバート・フランクの知られざる人生に迫る初のドキュメンタリー「アメリカンズ ロバート・フランクの写した時代」が、2017年4月に公開する。

 11月9日に92歳を迎えたフランクは、1924年スイスのチューリッヒに生まれ、47年に単身渡米。ファッション写真家として活躍の後、58年にパリで出版し、ジャック・ケルアックが序文を寄せた写真集「アメリカンズ」で国際的にその名を知られるようになる。60年代からは映画にも活動の幅を広げ、アレン・ギンズバーグを始めとするビートニクの作家たちを映した「プル・マイ・デイジー」、ローリング・ストーンズの北米ツアーに同行した「コックサッカー・ブルース」、トム・ウェイツやジョー・ストラマーも出演した「キャンディ・マウンテン」などを監督している。

 本作は、そうそうたるアーティストたちに敬愛されるフランクの遺産を残そうという思いから、数々の貴重な映像や各時代の空気を伝える豪華な音楽を収録。ローラ・イスラエル監督が、フランクが見つめた時代を綴っていく。

 11月11日から、フランクが、アートブックなどを手掛けるドイツ・シュタイデル社の創業者ゲルハルト・シュタイデルとともに企画し、自身の活動を振り返る展覧会が東京芸術大学大学美術館陳列館で開催される。「アメリカンズ ロバート・フランクの写した時代」は、17年4月から、Bunkamuraル・シネマほか全国で順次公開。