クラブではボランチを任されているDF酒井高徳

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 新境地への挑戦を前向きに捉えている。日本代表DF酒井高徳(ハンブルガーSV)は所属クラブで最近の公式戦3試合連続でボランチとして先発。本職ではないポジションで奮闘を続けている。

「今まではサイドバックとして単純にボランチに(パスを)つけていたけど、逆の立場になって、そのタイミングでは欲しくないなと思ったり、そこは前に走ってくれたほうがいいのにとか、逆のシチュエーションになって分かることもある」

 ボランチでの経験がサイドバックとして生きることもあるだろう。コンタクトの激しいブンデスリーガで中盤の底を任されること自体、決してネガティブな“コンバート”ではない。

「出たポジションでしっかりやるというのが自分のスタンスとしてあるし、楽しみながらやっている」。ここまでのW杯アジア最終予選4試合すべてにフル出場しているが、そのポジションは左サイドバックが3試合、右サイドバックが1試合。両サイドバックをこなすユーティリティー性が酒井高の武器でもある。

 とはいえ、ボランチについては「安心してください。代表では考えてないですから」と苦笑い。二刀流ならぬ“三刀流”は考えていないようで、バイエルンの元ドイツ代表DFフィリップ・ラームが左右の両サイドバックとボランチをこなすが、「ラームほどできたら苦労しない」と笑い飛ばした。

(取材・文 西山紘平)


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