馬英九前総統(前列右)

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(台北 8日 中央社)機密漏えいなどの疑いで与党・民進党立法院党団(議員団)の柯建銘・総召(院内総務に相当)から提訴されている野党・国民党の馬英九前総統は8日午後、台北地方法院(地裁)に出廷した。5月の退任以来初めて被告として法廷に立った馬氏は「私は何も罪を犯していない」と訴えた。

この問題は柯氏の会計法違反容疑などに関する上訴を検察側に断念させるため、2013年に国民党の王金平・立法院長(国会議長)が法相への口利きなどの司法介入を行ったとする疑惑が持ち上がったのが発端。

柯氏は、黄世銘・検察総長(検事総長)から得た、王氏に関する捜査の機密を、馬氏が江宜樺・行政院長(首相、肩書きはいずれも当時のもの)に漏らしたとしている。馬氏と王氏は長年にわたり対立関係にある。

馬氏は、今回の提訴は柯氏に対する訴訟から注意をそらすために行われたものだと批判。これを受けて、柯氏も馬氏の司法介入は民主主義と立憲政治の恥だと反論し、過ちを認めるよう呼びかけた。

(謝佳珍、游凱翔、王揚宇/編集:杉野浩司)