歴代米大統領の「興味深い前職」 米求人サイトが紹介

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「米国大統領」は、世界で最も難しい仕事の一つだといわれてきた。それは確かなことだろう。その仕事に就いた歴代の米大統領たちは就任前、政治以外の分野ではどのような仕事をしていたのだろうか?

大統領の任務にも関連しそうな法律家、軍将校といった経歴を持つ人たちもいるが、中には「意外」といえそうな仕事をしていた元大統領たちもいる。米求人情報サイトのキャリアキャスト(CareerCast.com)は先ごろ、そうした人たちのリストを作成、公表した。リストに含まれている10人の元大統領と、就任前(または後)の仕事を紹介する。

ロナルド・レーガン(第40代)

よく知られているとおり、レーガンは政界進出前、ハリウッドで俳優として成功を収め、全米映画俳優組合の委員長も務めていた。

ハリー・S・トルーマン(第33代)

短期間だが、トルーマンは小売業に従事していた。第一次世界大戦で従軍した後、ミズーリ州カンザスシティで洋品店を営んでいた。

ジミー・カーター(第39代)

カーター元大統領が農場主だったことは、有名な話だ。政治家としてのアイデンティティーを確立する上で中核となったのは、ジョージア州地方部の農場で育った経験だったといわれている。政治家に転身し、やがて国政に進出するまで、地元住民や選挙区と強いつながりを保っていた。

退任後は、家を建てることで人々の希望を築く国際支援団体、ハビタット・フォー・ヒューマニティの活動を支援している。

バラク・オバマ(第44代、現職)

オバマ大統領は就任前、社会的に弱い立場の住民たちが組織として活動を行うための支援をする「コミュニティー・オーガナイザー」として働いていたことがある。キャリアキャストによると、同社はこの仕事を「コミュニティー・マネージャー」として紹介、求人情報を提供している。

「オバマ大統領は教会と協力してこの仕事を行っていた。だが、教会以外にも地元の自治体当局やYMCA(キリスト教青年会)のプログラムを通じて行われる場合もある。子ども向け・高齢者向け、失業者向けのプログラムなどを提供する仕事だ」

ウッドロー・ウィルソン(第28代)

ウィルソンはプリンストン大学の総長を務めた後にニュージャージー州知事に就任。その後、1913年に大統領となった。在任期間は1921年まで。政治学者だったウィルソンは専門分野に関する豊富な知識を持っていた。そうした見識が、実際の政治手腕にも大きく貢献したことは間違いない。

リンドン・ジョンソン(第36代)

テキサス州出身のジョンソン元大統領も、教職に就いた経験がある。大統領としての在任期間は1963〜1969年。政界入りしたのは1930年代だが、それよりも前には、同州の地方部の低所得者層が多い地区にある学校で、教壇に立っていた。

ウィリアム・ハワード・タフト(第27代)

政治家に転身する前に判事を務めていたタフト元大統領は長い間、最高裁長官になることを願っていたという。1913年に大統領を退任すると、タフトは再び注目を集めた。連邦最高裁長官に任命されたためだ。この仕事はほぼ間違いなく、ウィルソンが「夢見ていた仕事」だったはずだ。

ジョージW. ブッシュ(第43代)

石油・ガス掘削会社であるアーバスト・エナジーを設立、最高経営責任者(CEO)を務めた。また、大リーグのチーム、テキサス・レンジャーズの共同オーナーでもあった。

ハーバート・フーバー(第31代)

在任期間は1929〜33年。大統領就任前は鉱山技師として働いていた。また、企業幹部だった時期もある。地質学を学んだフーバーは、オセアニアの銀鉱山で技師としても働いた。

セオドア・ルーズベルト(第26代)

ルーズベルトはウィリアム・マッキンリー大統領の下で副大統領を務めていたが、就任から1年もたたないうちに大統領が暗殺され、それに伴い大統領に就任した。副大統領になる前には、1895年からニューヨーク市警察本部長を務め、組織改革を進めたことで知られている。