景美人権文化園区のフェイスブックページより

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(台北 8日 中央社)新北市の景美人権文化園区で7日、国民党政権による市民への不当逮捕や言論弾圧が続いていた「白色テロ時代」に起きた「客家義民中学事件」の特別展が始まった。開幕式には、事件の被害者や家族など100人近い関係者が集まり、当時を振り返った。

主催の国家人権博物館準備処によると、同事件は1951年7月、桃園県(現・桃園市)中レキで発生。反乱、中国共産党のスパイなどの容疑で教師や役場の職員らが逮捕され、11人が有罪、4人が銃殺刑となっている。収監された人の中には3人の子供も含まれていた。(レキ=土へんに歴、木を禾に)

被害者家族の黄新華さんは、この事件から「悲劇を繰り返さないために、異なる思想を尊重する」という教訓を得てほしいと語った。黄さんは父親が銃殺されたほか、母親が有罪判決を受けており、自身も獄中で生まれている。

また、夫が事件に巻き込まれたト貴美さんは、判決文に一部被害者の名前が載っておらず、そのため補償金も得られていないと指摘。「これを凄惨(せいさん)と言わずして何というのか」と訴えた。(ト=さんずいに余)

展示は来年3月19日まで。

(呉ワンテイ/編集:杉野浩司)