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Telit Wireless Solutions(Telit)は11月8日、内蔵のジャイロセンサ、加速度センサ、および気圧センサで取得した情報を利用して、トラック&トレースシステムや車載システムなどの応用分野で推測航法(DR)ナビゲーションを行うGNSSモジュール「SL869-3DR」を発表した。

同モジュールは衛星信号受信用のアンテナと電源以外に外部の機器や部品との接続を必要とせず、マルチコンステレーション受信機、もしくは完全自律DRシステムから直接取得した正確な位置情報データを提供する。これにより、例えば同モジュールを使用し、ダッシュボードに設置して自動車の電源に接続するだけで動作する、ゼロインストール方式の営業車両向け車載ナビゲーション機器や追跡装置、およびその他の商用/民生アプリケーションを設計可能となる。

SL869-3DRは同社の特許技術を含むMEMS-only Dead Reckoning(MoDR)ソフトウェアにより、GNSSの受信状態が良くない場合でも、ホイール回転やバックギアのデータを得るために車両へ接続することなく、ホストアプリケーションが常に信頼性の高い位置、速度、および時間(PVT)情報を利用できるとする。また、標準的なサイズのため既存の機器設計の再利用が可能だ。TelitはMoDRテクノロジーについて「ビルの谷間、森の中、トンネル内や屋内駐車場など、衛星受信に不利な条件の場所での位置情報の精度を大幅に向上させます」と説明している。

(神山翔)