中国における近年の日本旅行ブームは、中国人の日本や日本人に対する見方を変えたと言えるだろう。中国ネット上には中国人による訪日旅行記が数多く掲載されており、日本に親近感を覚えたといった書き込みは少なくない。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国における近年の日本旅行ブームは、中国人の日本や日本人に対する見方を変えたと言えるだろう。中国ネット上には中国人による訪日旅行記が数多く掲載されており、日本に親近感を覚えたといった書き込みは少なくない。

 一方で、今なお強い反日感情を持つ中国人が数多く存在するのも事実であり、中国メディアの捜狐は5日、ある中国人が「道理の通じない反日主義者」に遭遇した体験を紹介した。

 中国では、愛国心が強く、反日主義的な青年を「憤青」と呼ぶが、年配・年長の反日主義者は「憤老」と呼ばれる。記事は、ある中国人がグループチャットで日本の写真や、日本人の親切さを紹介する文章を投稿したところ、「憤老」から苦情が寄せられたと紹介。

 同中国人が投稿したのは、日本に関する写真と言えども「青い空に白い雲、緑の芝生、きれいな街道、整然とした街並み」といった何気ない風景だったという。それにもかかわらず、この「憤老」は、日本というだけで「気持ちが悪くなるから、日本に関することを投稿するな」とコメントしたという。

 日本というだけで気持ちが悪いと批判した憤老に対し、この中国人は大変立腹したようで、「憤老とは時代錯誤の典型的な心の狭い民族主義者であり、反日感情に理性が狂わされて、反日を無理に押し付けようとする態度」は、人間としてとして問題があると厳しく批判。しかし相手は年長者であるため、チャットのグループから「憤老」を削除するだけで、直接反論はしなかったという。

 日本の写真を掲載した中国人は、仕事で日本や日本人に接する機会が多く、日本の良いところをたくさん知っているものの、この「憤老」のように、反日感情を抱く中国人が少なからず存在するのも中国の現実だと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)