(写真=インスタグラム)

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社会問題が起こるたびに韓国で行われる「ろうそく集会」。

2002年、在韓米軍の工兵隊装甲車によって死亡した女子中学生2名の死因究明と追悼のために初めて行われた「ろうそく集会」は、今や韓国を代表する“平和的デモ”として定着している。

11月5日に行われた「朴槿恵大統領の退陣を求める」ろうそく集会には、「朴槿恵退陣」「これが国か」などと書かれたプラカードとろうそくを手に持つ約20万人の市民が集結。寒いなか、それぞれが絶望と希望を声に出していた。

気持ちはみんな同じ

ろうそく集会といえば、30〜40代や大学生が中心となるのが一般的。ところが、今回の集会では10代、50〜60代の参加者が目立つ。そしてとりわけ注目すべきは、“お一人”参加者の急増だ。

お一人参加者たちは、「自分一人でも力になれたらと思って」現場に足を運んだという。

群れることが好きな韓国人にとって、群衆の中に一人でいることは相当ハードルが高い行為のはず。それでも一人で集会に参加したいと思うほど、市民たちの怒りは収まらなかったのだろう。

『ヘラルド経済』のインタビューによれば、とあるお一人参加者は「一人だろうが、連れがあるだろうが構わない。みんな同じ気持ちだから」と、コメントしている。

(参考記事:渦中の朴大統領もそうだった!! 韓国で大量増殖している“お一人様族”とは?

ただ、“お一人”ではあるが、一人ぼっちではないらしい。

お一人参加者たちは、常にSNSを通じて人とコミュニケーションをとりながら、情報を取得。見知らぬSNSユーザーと待ち合わせをし、現場で合流するケースもあるという。

今回のろうそく集会には、人形劇、楽団など“パフォーマンス型”デモも増えた。回数を重ねるたびに険悪なイメージが軽減され、もはや“怒りのお祭り”化した韓国のデモ文化。嬉しいような悲しいような、進化である。

(文=S-KOREA編集部)