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 3D映画の人気にかげりが見えるなか、旗振り役であるジェームズ・キャメロン監督が今後も3D映画を支えていく考えを明らかにした。

キャメロン監督は、2009年の「アバター」を通じて3D映画ブームを巻き起こした立役者として知られ、現在は同作の続編4作品を準備中。先日、米国映画テレビ技術者協会(SMPTE)主催イベントに出席した際、映画の技術革新を「さらに推し進めるつもりだ」と発言。「アバター」の続編を3Dで撮影するだけでなく、HFR(ハイフレームレート)とHDR(ハイダイナミックレンジ)を導入し、これまでにない映像体験を提供するという。

 HFRは、通常の毎秒24フレームではなくそれ以上のフレーム数で撮影する技法で、3Dとの親和性が高いと言われている。最近は、アン・リー監督が最新作「ビリー・リンの永遠の一日」を毎秒120フレームで撮影。HDRは、画面の明暗差を拡大する高画質化技術のひとつだ。

 さらにキャメロン監督は、3D映画の発展のためには、3Dメガネをかけると画面が暗くなる欠点を補うために、映画館に「もっと明るい映写機が必要だ」と指摘。「ただ、究極的には眼鏡なしで3D映画を楽しめる時がきっとくるはずだよ」と語ったという。

 「アバター2」は2018年、「アバター3」は20年、「アバター4」は22年、「アバター5」が23年の公開を予定している。