中国国内の旅行代理店では、旅行に出かける中国人のために「どのような行為が非文明行為」になるかを「絵」で分かりやすく説明するポスターが掲示されていることがある。このポスターには「列に割り込んではいけない」、「所かまわず痰を吐いてはいけない」、「公共の場所で大きな声で会話をしてはいけない」など、中国国外ではマナー違反とされる「非文明行為」が列挙されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国国内の旅行代理店では、旅行に出かける中国人のために、「どのような行為が非文明行為」になるかを「絵」で分かりやすく説明するポスターが掲示されていることがある。このポスターには「列に割り込んではいけない」、「所かまわず痰を吐いてはいけない」、「公共の場所で大きな声で会話をしてはいけない」など、中国国外ではマナー違反とされる「非文明行為」が列挙されている。

 マナー改善に向けたポスター掲示もむなしく、中国人旅行客の「非文明行為」は後を絶たないのが現実だ。中国メディアの今日頭条はこのほど、世界各地に旅行に出かける中国人に対して、「気ままな振る舞い」をやめるよう呼びかけている。

 記事は、オーストラリアのロイヤル・ボタニック・ガーデンでこのほど、中国人旅行客が屋外排泄に及び、駆けつけた警察官に抵抗したために逮捕された事例を紹介したほか、エジプトの観光地ルクソールの古代神殿に中国人の少年が落書きしたという事例、さらには中国人夫婦が日本のホテルから温水洗浄便座を持ち去った事例などを挙げ、これらはいずれも「非文明行為」であると批判した。

 続けて、中国人の読者に対して、「中国人1人1人が国外では『大中華』を代表する存在になることに留意すべきだ」とし、「旅行中における非文明行為を根絶するには、非文明な行為をした人に法的な責任を負わせることが必要だ」と主張した。

 記事は、中国人旅行客による不文明行為の事例として、ほかにもニューヨーク・ウォール街の巨大な雄牛の銅像「チャージング・ブル」に中国人旅行客が記念撮影のために登ったという事例や、ルーブル美術館の池に中国人旅行客が足を浸すという事例なども紹介している。

 だが、一部報道によれば、ルーブル美術館の池に足を浸すといった行為は、実際には中国人以外の旅行客にも見られる行為のようだ。だからといって中国人がそのようなマナー違反をして良いことにはならず、フランスでは「所構わず痰を吐く」、「列に割り込む」、「どこでも地面に座る」といった中国人旅行客の「非文明行為」に苦慮しているという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)