中国では1人っ子政策を長期間実施したことや、祖父母に育てられる子どもが多いこともあり、「小皇帝」と呼ばれるほど子どもが「わがまま」に育つケースが少なくない。そのためか、中国では子どもを甘やかさない日本の教育方針がたびたび称賛される。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では1人っ子政策を長期間実施したことや、祖父母に育てられる子どもが多いこともあり、「小皇帝」と呼ばれるほど子どもが「わがまま」に育つケースが少なくない。そのためか、中国では子どもを甘やかさない日本の教育方針がたびたび称賛される。

 中国メディアの捜狐は4日、「日本はまたしてもわれわれに啓示を与えた」と題する記事を掲載し、日本の教育を称賛すると同時に、中国人は「日本の良い点は認めて、取り入れるべき」と指摘する記事を掲載した。

 記事は、中国が日本から学ぶべき教育方針として「自分のことは自分でやらせること」、「強い環境保護意識」、「節約」、「勤労の習慣」、「助け合いの精神」、「人に迷惑をかけない意識」、「自然や社会と触れ合う活動」、「命の尊重」を列挙した。いずれも、学業の成績に直接結びつく要素ではないが、心身ともに健全な大人に成長するのに不可欠なものばかりだ。

 中国では国語や算数、さらには英語まで教える幼稚園がほとんどのためか、知識の詰め込みではなく、「笑うこと」や「ありがとうと言うこと」を教える日本の幼児教育は、中国人にとっては「永遠に思いつきもしない」ことなのだという。

 また記事は、日本では子どもが小学校に入学するまでに「自分のことは自分でできるよう」教えると紹介したほか、日本では子どもに積極的に家事を手伝わせると紹介。しかも「日本は小遣いなしが一般的だ」と日中の違いを強調した。中国でも子どもに家事を手伝わせる家庭もあるが、その褒美として小遣いをあげるケースが少なくない。

 ほかにも、食べ物を残さないこと、公共の場所では静かにすることなど、「人としてのマナー」も良く教えていると日本の教育を称賛した。中国では何でも子どもにしてあげる親や保護者が多いため、大人になっても自分では何もできない中国人は少なくないとされる。甘やかされて育った子どもたちが大人に成長した時の中国が果たしてどのような社会になっているのか、一抹の不安も感じる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)