日本政府観光庁(JNTO)によれば、2016年1−9月における、中国からの訪日外客数は前年同期比30.5%増の500万7200人となった。15年の中国人外客数は499万3689人だったため、16年は9月までの累計で、すでに15年の年計を超えた計算となる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本政府観光庁(JNTO)によれば、2016年1-9月における、中国からの訪日外客数は前年同期比30.5%増の500万7200人となった。15年の中国人外客数は499万3689人だったため、16年は9月までの累計で、すでに15年の年計を超えた計算となる。

 中国メディアの今日頭条は4日、中国人が日本旅行を愛する理由について分析する記事を掲載し、中国の旅行者を引き寄せる日本の魅力は「多くの要因」から成り立っていると説明している。

 記事は日本の魅力を形成する要因として、日本が中国人旅行客の査証(ビザ)発給要件を絶えず緩和しているという点や、地理的に中国との距離が近いため飛行機を利用すれば日帰りも可能である点、また大型旅客船を利用して九州を訪問するなど、中国人旅行客にとって便利なプランも近年増えていることを指摘した。

 さらに、日本の大きな魅力は「ソフトパワーにこそある」とし、大気汚染が日増しに深刻になっている中国に対し、日本は大気の質がとても良く、青い空に白い雲がいつでも見られると説明、「新鮮な空気を吸うために」日本旅行を選択する中国人旅行客もいると説明した。

 また記事は、「中国人消費者にとって、メード・イン・ジャパンは品質が良く、価格が安い製品の代名詞である」と指摘。中国人の平均所得の向上に伴い、「満腹になればそれで良い」という考え方から、「より美味しいものを食べたい、より良いものが欲しい」という考え方に変化していると説明し、日本が中国人旅行客を引き寄せるのはこうした消費者心理の変化も関係していると説明した。

 15年の中国人訪日客の数は過去最高を記録したが、16年はさらに大きな伸びを示していることから、中国では日本旅行が大きな人気となっていることが見て取れる。日本は2020年までに訪日客4000万人の目標を掲げているが、中国国内における日本旅行ブームは観光立国を目指す日本にとって追い風となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)