映画にドラマに幅広く出演し、現在、人気急上昇している女優の高梨臨さん。


(c)Nosh

映画『種まく旅人〜夢のつぎ木〜』では主演を務め、また新たな魅力を開花させています。

東京で女優を目指すも志半ばに、地元の岡山県赤磐市に戻り家業を継ぐことになる主人公・片岡彩音を等身大で演じた高梨さん。

徐々に距離が近づいていく木村治を演じた斎藤工さんとのエピソードや、兼業農家さんとのふれあいなど、たくさんお話いただきました。

Q:『種まく旅人』はシリーズ3作目になります。

高梨臨(以下、高梨):佐々部監督ということは聞いていて、台本をまず読んだんです。

ひとりひとりの人間がすごく丁寧に描かれていて、とても温かい作品という印象を受けました。

私は(舞台となる)岡山県に行ったことがありませんでしたが、すごく緑が豊富で自然にあふれた場所で、そんなところでこんな人間関係を描いたら、とても素敵な作品になるんだろうなとすでにイメージが膨れ上がっていました。


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Q:演じた彩音は、そんな岡山県赤磐市で育った女性ですよね?

高梨:第一印象では、彩音は何でもない子というか、キャラクターがない子だな、そこが人間らしくていいなあと思ったんです。

本当に普通に存在していそうな人を描いていたので、血の通った役だと思いました。

Q:佐々部監督からは、役についてのアドバイスはありましたか?

高梨:監督からは、「そのまま彩音と臨ちゃんの中間でいいから」と言われていたので、その言葉を信じて、役に対して何かをしようなどは一切考えず、「高梨臨という人間が、そのまま岡山に行きました」という気持ちで演じさせてもらいました。

Q:お、では素の高梨さんを垣間見ていると思ってもいいんですか?

高梨:そうですね。自分の中では、もし私が岡山県赤磐市の職員で、桃農家をやっていたら「こんな人でした」みたいな(笑)。

境遇や役職が違うだけで、感情的にはそのまま高梨臨です。


(c)2016「「種まく旅人」製作委員会

Q:東京からやって来た農林水産省の若き官僚・木村(斎藤さん演じる)と心を通わせていく姿が印象に残りました。

高梨:斎藤さんとはこれまで何回か共演したこともあって、初日から「久しぶり」みたいな感じだったんです。

話もすごく気さくにできる方で、何て言うか……、本当に年上感を出さないので(笑)。すごく演じやすい相手でした。

Q:そんな斎藤さん演じる木村のことを、劇中で「真蛸が確定申告にきた感じ」の男だと表現されていましたが(笑)。

高梨:(笑)。実は、佐々部監督はその場でアイデアを出される方なので、現場でいろいろ変わるんです。真蛸もそのひとつでした(笑)。

最初は何か違うもので例えていたんですけど、現場にはなくて……。

その現場にある中で「一番斎藤さんに似ているものはどれだ?」っていう話になって、「真蛸でよくない?」みたいな経緯です(笑)。


(c)2016「「種まく旅人」製作委員会

Q:彩音は職員をしながら桃農家もやっている兼業農家ですが、農業をわかりやすく描こうと気を配った点はありますか?

高梨:桃農家の方とお話して、実際にやり方を教えていただきました。頭ではわかっていたのですが、実際に体験すると、ものすごく大変で手がかかる作業でした。

現状、兼業農家は多いそうで、収穫の時期になると夜明け前から作業して、昼間は市役所で働いて、また次の日夜明け前から、という生活だとおっしゃっていて。

本当にピークのときは想像を絶する大変さだと痛感しました。作品の中で、木村さんが「農業をやって汗をかいた人たちが報われる産業にしていきたい」と言う台詞があるんですが、そんな思いが表れている作品になったと思っています。(取材・文・写真:赤山恭子)


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前半のインタビューはここまで!

後半では、ロケ地での思い出や、今の夢、もし女優になっていなかったら……というお話まで語ってもらいましたので、お楽しみに♡

映画『種まく旅人〜夢のつぎ木〜』は全国ロードショー中です!

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