いよいよ来週、11月12〜13日に迫ったSUPER GTのファイナルラウンド「2016 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT GRAND FINAL」。

地震で中止となった第3戦オートポリス戦の代換えレースと最終戦の第8戦の2連戦を、土日の2日間でそれぞれ予選決勝を戦うという過酷なラウンドです。

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そんなSUPER GTシリーズの中で、失礼を承知で言ってしまえば意外にもGT500ランキングの2位につけ、チャンピオンの可能性もかなり高い位置につけているのがLEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sの6号車「WAKO’S 4CR RC F」。

鈴鹿で4位、タイでは念願の表彰台3位と、最近上り調子とも言える活躍。特に大嶋選手のキレのある走りは最近注目が集まっているようです。

そして監督は云わずと知れたミスターSUPER GTの脇阪寿一さん。鈴鹿戦の前にはマル秘トークをぶっちゃけに編集部までいらっしゃったのも記憶に新しいところです。

その脇阪ルマンがランキング2位まで登ってきたこととメインスポンサーのWAKO’Sは決して無関係ではありません。WAKO’Sはオイルだけを提供しているわけではないのです。

秘密はこのハイエース。SUPER GTのパドックに必ず停まっているこのハイエースは「Mobile Lab.」と名づけられ、名前の通り動く研究所となっているのです。

 

物々しい計器が並ぶ車内。ここでは、今走ってきた6号車 WAKO’S 4CR RC Fからオイルを抜き取り、その都度オイルの解析を行っているのです。

走行後のオイル内に含まれる金属粒子や未燃焼のガソリン燃料、使用後の粘度などを調べることによってオイルの配合だけではなく、燃焼の具合や通常では見ることのできない燃焼室内部の様子を知ることができるというのです。

ここで得られたデータはリアルタイムにチームエンジニアと共有し、エンジンのセッティングなどに活用されるとのこと。このスピード感が他にはないMobile Lab.のメリット。

F1の世界では半ば常識化しているというこのシステムですが、国内レースでやっているのはWAKO’Sだけ!と担当のエンジニアの方は胸を張っていらっしゃいました。

本来は社外秘というこのMobalie Lab.の車内、モニターの数値にモザイクをかけるということを条件にclicccarだけに特別公開していただきました。

このような取り組みがSUGOでのポールポジションなどをはじめ、現在のGT500ランキング2位となる原動力のひとつとなっているのです。

11月12~13日のSUPER GTファイナルラウンド「2016 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT GRAND FINAL」では、LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S以外でも行われているこのような様々な取り組みにも目を向けて観戦してみるのも面白いかもしれませんね。

(写真・文:松永和浩)

【関連リンク】

GTの監督はレース中に何してる?チームルマン脇阪寿一監督、鈴鹿1000kmを語る【SUPER GT 2016】
http://clicccar.com/2016/08/25/394797/

独占潜入!現在ランキング2位の脇阪ルマンを支えるWAKO’S Mobile Lab.って何?【SUPER GT2016】(http://clicccar.com/2016/11/07/414736/)