約1年半ぶりの代表復帰を果たしたFW大迫勇也

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 日本代表は7日、茨城県内で合宿2日目の練習を行った。この日の練習からFW大迫勇也(ケルン)、MF香川真司(ドルトムント)、MF長谷部誠(フランクフルト)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)、MF山口蛍(C大阪)が合流。帰国したばかりのFW浅野拓磨(シュツットガルト)も空港から練習場に直行し、練習途中から遅れて加わった。計18人となり、残り7人も明日8日に合流する。

 約1年半ぶりの代表復帰となった大迫は「結果」「得点」という言葉を繰り返した。昨年6月以来のA代表。「チームでやってきたことが認められたと思うので、ケルンでやっていることを出しながら、いつも以上に点を狙いたい」と貪欲に語った。

「大迫を選んだのはロジカル(論理的)だと思う」。4日のメンバー発表会見でハリルホジッチ監督は大迫選出の理由についてそう即答した。開幕戦こそ途中出場だったが、その後は9試合連続先発中。得点こそ9月21日のシャルケ戦、同25日のライプツィヒ戦で決めた2ゴールにとどまっているが、2トップの一角として完全にレギュラーをつかんでいる。

「ドイツの激しいリーグで2、3年やってきて、当たりの部分やプレーの速さにも慣れた。レベルの高いサッカーに慣れたことが成長につながっていると思う」

 昨季はトップ下やサイドハーフなど本職ではないポジションでの起用がほとんどだった。今季好調の理由を聞かれ、「FWで出られているから。そこが一番大きい」と端的に答えるストライカーは、昨季の経験も成長につながったのかと聞かれ、「それを言うと何でも成長につながっちゃうから」と苦笑いしながらも、「苦しい思いをしたし、ああいう思いはしたくないと思うほうが強い」と力説。失意を乗り越え、這い上がってきたからこその自信がある。

 この日は古巣である鹿島クラブハウスの練習場でのトレーニングだった。「懐かしい感じがあった。日本代表としてここに帰ってこれてうれしかった」と笑みを見せると、11日にカシマスタジアムで開催されるキリンチャレンジ杯・オマーン戦に向けても、「(カシマスタジアムは)特別なところ。一番好きなスタジアムで試合ができるのは幸せだし、期待に応えられるように得点だけにこだわりたい」と決意を口にした。

 代表戦出場となれば、昨年6月16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦以来。ハリルジャパンでは3試合に出場しているが、いずれも途中出場で、先発ならアギーレジャパン時代の14年9月9日ベネズエラ戦以来、約2年ぶりとなる。代表戦での得点となれば、ザックジャパン時代に行われた13年11月16日のオランダ戦以来、実に3年ぶりだ。

「出たいですね。この監督になってまだスタメンで出ていないので」と、先発出場に意欲を見せた大迫。「同じドイツで頑張っている選手」と刺激し合っているFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が最終予選では3試合連続ゴール中ということもあり、「得点源がそこだけでなく、もっと増えればいいと思う」と力強かった。

(取材・文 西山紘平)


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