レディー・ガガのTwitterより

米大統領選は一般投票日を間近に控えながらも、勝敗のまったく読めない大混戦が続いている。この土壇場で、民主党のヒラリー・クリントン候補の私用メール問題についてFBIが再捜査に乗り出したことが、共和党候補のドナルド・トランプ氏を勢いづけた形だ。

ビヨンセやジェイ・Zなど、クリントン氏支持を公言している有名人が必死に支援を呼びかけるなか、レディー・ガガがTwitterで少々過激な援護射撃に出た。

メラニア・トランプに言いたい。あなたは”いじめ反対”の姿勢を取っているようだけど、それは偽善よ。あなたの夫は私が今まで見たなかで、最悪のいじめっ子の一人だもの」

トランプ氏の妻、メラニアはフィラデルフィアでのスピーチで、ファーストレディになったら子どものいじめ対策に取り組むと宣言。しかし、肝心のトランプ氏本人は、これまでに他人の容姿や特徴をあげつらい、馬鹿にし続けてきた。そしてイスラム教徒を締め出し、ヒスパニック移民を強制送還することを声高に叫び続けてきた。これが”いじめ”ではないなら一体何だというのだ、とレディー・ガガをはじめとした民主党支持者は怒り心頭なのだ。

トランプ氏本人にも「あなたは私たちを憎しみの言葉と恐怖で分断してしまった。私はこの国の全ての人を愛している。また一つになるために、私はヒラリー・クリントンに投票する」と強い言葉でメッセージを送った。

「若者たちよ、よく聞いて。今こそ結集の時。ヒラリーに投票して、この危険な男が、私たちの民主主義をめちゃくちゃにし続けるのをやめさせましょう」──レディー・ガガの声は若き有権者を動かすことができるのだろうか。注目の投開票日は米国時間11月8日だ。