7日、ドイツのエッティンガー欧州委員が講演で中国人を侮辱したと指摘され物議を醸したが、このほどドイツのテレビ番組が中国を風刺する内容を放送し波紋が広がっている。写真はマインツ大聖堂。

写真拡大

2016年11月7日、ドイツのエッティンガー欧州委員が講演で中国人を侮辱したと指摘され物議を醸したが、このほどドイツのテレビ番組が中国を風刺する内容を放送し波紋が広がっている。環球時報が伝えた。

問題となっているのは、現地時間4日に第2ドイツテレビ(ZDF)が放送した政治の風刺番組。同番組は中国に買収されたドイツ企業の“惨状”を伝える内容で、ZDFや同テレビ局の本部があるドイツ・マインツの歴史あるマインツ大聖堂などが中国に買収されたと架空の情報で番組を構成。今後、ZDFの料理番組では犬肉を使った料理が放送され、ニュース番組は中国人が司会を務めると語った。

報道によると、当日360万人余りの視聴者が同番組を見ており、現地華人から不満の声が相次いだ。現地の華人学者は、「このような誇張した内容はドイツ人の誤解を招く。中国によるドイツ企業の買収に対する反感をさらに高める可能性がある」と指摘した。

マインツの現地メディアは、ZDFの番組は今月初めのガブリエル独副首相の訪中を背景にしていると指摘し、ガブリエル副首相の訪中に関してドイツでは「成果は少ない」との見方が強い。さらに、ドイツの半導体メーカー・アイクストロンに対する中国の買収計画をドイツ政府が承認を撤回した問題を例に挙げ、「中国・ドイツ間で貿易戦争が勃発する可能性もある」との報道も見られている。(翻訳・編集/内山)