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HTTPS普及のために、無料でSSL/TLSサーバ証明書を発行しているサービス「Let's Encrypt」が、運営の支援を求めてクラウドファンディングでのキャンペーンを開始しています。

Make a More Secure Web with Let's Encrypt! by Sarah Gran | Generosity

https://www.generosity.com/community-fundraising/make-a-more-secure-web-with-let-s-encrypt



Launching Our Crowdfunding Campaign - Let's Encrypt - Free SSL/TLS Certificates

https://letsencrypt.org/2016/11/01/launching-our-crowdfunding-campaign.html

「Let's Encrypt」は手軽なHTTPS導入を支援するためのサービスとして2014年に誕生。2015年9月から2016年4月までのベータ版運用では170万件の証明書を発行し、2016年4月に正式版に移行しました。

これまで運営資金はスポンサーによってまかなってきましたが、調達した資金と2017年の予算見積もりとの間に開きがあったこと、そして、これからは企業の後援や補助金だけではなくコミュニティが年間収益の柱の一つになってくれることを期待して、クラウドファンディングを行うことにしたそうです。

目標額は1カ月の運営資金にあたる20万ドル(約2062万円)で、それぞれ出資額に応じたリワード(報償)は以下のようなもの。

25ドル(約2580円):(最低額、アイテムなどは特になし)

50ドル(約5160円):ステッカー

100ドル(約1万300円):Tシャツ

250ドル(約2万5800円):Tシャツ&ステッカー(なお、この額はLet's Encrypt1時間分のオペレーションに相当)

500ドル(約5万1600円):フード付きトレーナー

1000ドル(約10万3100円):フード付きトレーナー&暗号研究者ブルース・シュナイアーのサイン入り著書「Data and Goliath

4万2000ドル(約433万円):「Let's Encrypt」メインページに1週間名前を掲載(なお、この額はLet's Encrypt1週間分のオペレーションに相当)

Tシャツ



フード付きトレーナー



「Data and Goliath」



「100%暗号化されたウェブ」を目指すLet's Encryptの理念に共感する人は、支援を検討してみて下さい。

なお、Let's Encryptがどれだけ利用されているのか、そもそもHTTPSがどれぐらい利用されているのかは以下の統計ページにまとめられています。

Let's Encrypt Stats - Let's Encrypt - Free SSL/TLS Certificates

https://letsencrypt.org/stats/

まずは「Let's Encrypt」の成長。赤い線はアクティブな証明書、オレンジの線はアクティブな完全修飾ドメイン、緑の線は登録されたドメインを示します。



Firefoxのデータから取得された、ウェブページ全体のHTTPS利用率。1年かけてじわじわと10ポイントほど増加しています。



Let's Encryptの1日あたりの証明書発行数。確実に発行数は増えてきていて、支援が必要になってくるのもわかるところです。