練習開始当初は表情が堅かった井手口だが、徐々に緊張がほぐれたようで、ミニゲームでは溌剌とプレーする姿が見られた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 11月6日、キリンチャレンジカップのオマーン戦とワールドカップ・アジア最終予選を控える日本代表が11月6日、鹿嶋市内でトレーニングを行なった。
 
 今回の11月シリーズでA代表初招集となった井手口陽介は、やや緊張した面持ちで、代表の空気感を確かめるようにランニングやミニゲームなど軽めのメニューに汗を流した。
 
 井手口は、ハリルホジッチ監督に呼ばれたことについて、「自分でも課題としていた攻撃面で、自信を持って臨めているので、それが(初招集に)つながってるんじゃないかなと思う」と分析する。
 
 ハリルホジッチ監督もメンバー発表会見で、「井手口は最近の試合で、3点素晴らしいゴールを決めた。昨日はGKの弾いたボールに対して、16メートルを走り込んで決めた。これはかなり良いことだと思う」とJ1第2ステージ17節・川崎戦でのゴールを高く評価。「毎試合どんどん伸びている。ボールを奪ってからつなぐパスも、背後へのパスも良い」と攻撃面を称賛していた。
 
 もともとは鋭いプレスや、力強いボ-ル奪取など守備面に定評のあった井手口だが、今季リーグ戦に継続して出場するようになると、「課題としていた」攻撃面が大きく向上。20歳とは思えぬ堂々としたプレーを見せ、日本代表の指揮官のお眼鏡にかなった。
 
「全員がテレビで見るような選手なので緊張はしますけど、そこは消極的にならず自分の持ち味をどんどん出していきたいです」と意気込む弱冠20歳の大器が、日本代表に新風を吹き込む。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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