Doctors Me(ドクターズミー)- 《虫刺されの正しい対処法》虫の種類別に違う症状と注意点について

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今まで幸運にも虫に全く刺されたことがない、という人はあまりいないと思いますが、一口に虫刺されと言っても、指す虫もいろいろなら現れる症状もいろいろです。

今回の記事では虫刺されについて詳しく見ていきたいと思います。

要チェック項目


□虫刺されには、咬まれる、吸血されるなどのタイプがある
□刺す虫によって症状の現れ方が異なる
□症状が強い時には病院を受診すべきである

虫刺されとはどのようなことを言うのでしょうか?

虫刺されとは


虫刺されとは、虫に刺されることによって、刺した虫が持っている毒や唾液に含まれる成分が私たちの体内に入り、アレルギー反応を起こしてしまうことによって様々な症状が現れることを言います。

症状


刺す虫の種類によって症状は異なりますが、一般的には赤く腫れてかゆみを持ったり、チクチクとした痛みが出たり、水ぶくれが出来たりします。また、場合によっては感染症を起こすこともあるので注意が必要です。

虫刺されの種類


虫刺されには、刺された後にすぐ症状が現れる「即時型反応」と、刺されてから一定の時間がたってから症状が現れる「遅延型反応」の2種類があります。

例えば蚊に刺された場合は前者を想定しがちですが、後者の場合もあるということです。

虫刺されの種類1:血を吸う虫


虫刺されといってまず始めに思い浮かぶのが蚊だという人も多いのではないでしょうか。日本全国たいていどこにでも生息しており、メスだけが刺すことが知られています。

蚊の場合、刺されてすぐに症状が現れる反応である即時型反応がよく知られていますが、年齢によっては1日から2日ほど経ってから症状が現れる遅延型反応を起こすこともあるということです。

一般的に、青年期には刺された直後から症状が出ますが、乳幼児の場合には刺された1日から2日後に症状が現れることが知られています。

また、高齢になると、刺されても何の反応も出なくなることもあるということです。

アブ


牛や馬のいる牧場や、田舎の山などに行くとよくいる昆虫です。蚊と同じく雌だけが吸血することが知られており、刺されると強い痛みを感じるのが特徴です。

その後、1日か2日経ってから赤く腫れてきます。また、全身に微熱を発することもあります。

ブヨ


高原や山の渓谷沿いなどに多く生息しており、見た目はハエのような姿をしています。ブユと呼ぶ地方もあります。刺されてから半日ほどしてから赤い発疹が現れて、徐々にかゆみが強くなってくるのが特徴です。

ダニ


ほとんどがイエダニと呼ばれていて、もともとは鼠に寄生している昆虫です。わき腹や太ももの内側など、肌のやわらかい部分に、刺されてから半日ほどしてから赤い発疹とかゆみが出始めるのが特徴です。

ノミ


ノミに刺されたという場合、そのほとんどがネコノミによるものです。ネコノミという名前ですが犬にも寄生します。

ネコノミも遅発型反応が見られるのが特徴で、刺されてから半日から一日半ほどしてから赤い発疹と強いかゆみが現れます。

虫刺されの種類2:咬む虫

ムカデ


神社や山などの落ち葉や、石の下、田舎の古い家などに生息しています。咬まれると激痛とともにしびれが生じるので、不用意に手で払ったりしないよう気をつける必要があります。

また、激痛としびれは即時型反応ですが、だんだんと赤く腫れてきます。また、人によってはハチに刺された時と同じようなアナフィラキシーショックを起こすこともあるということです。

クモ


クモは他の虫をとらえて食べるため、たいていが虫を殺せる程度の毒を持っています。そのため、クモにかまれると痛みが生じ、だんだんと咬まれた場所が赤くなってきます。

人間が死ぬほどの毒ではないことがほとんどです。

ただ、最近日本でも話題になっているセアカゴケグモに咬まれた場合、激痛やリンパ節の腫れ、呼吸困難などをともなう場合があるので気をつける必要があります。

虫刺されの種類3:刺す虫

ハチ


秋になると、アシナガバチやスズメバチに刺される被害が増えてきます。養蜂業を営んでいる人の場合はミツバチに刺されることもあります。通常は、刺されると強い痛みを感じて赤い腫れが広がります。

ハチに刺されるのが厄介なのは、2回目以降に刺された時にアナフィラキシーショックと言って、刺されて15分から1時間で血圧低下や意識消失が起こることです。

場合によっては死の危険性もあるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。

その他


その他の虫としては、毛虫も挙げられます。チョウやガの幼虫の一部が有毒の棘を持っており、触れてしまうと赤い発疹と強いかゆみが現れます。

虫刺されが見られた場合の対処法について

虫刺されが見られた場合は、まず患部をきれいな水で洗い流します。もしハチの張りや毛虫の毛などが残っている場合にはセロテープなどでそっと取るようにします。

その上で腫れが広がらないように冷やすようにしましょう。

また、アナフィラキシーショックの恐れがある場合や、症状がひどい場合、発熱をともなうような時には速やかに医療機関を受診するようにしましょう。

たかが虫刺され、されど虫刺されです

虫に刺された時の反応は本当に人それぞれで、蚊に刺されただけでも症状が強く出る人もいます。

虫刺されが見られたら自己時判断せず、まずはお医者さんに診てもらうように心がけましょう。

(監修:Doctors Me 医師)