Doctors Me(ドクターズミー)- 赤ちゃんの「ヨダレ」なんでこんなに多いの?その秘密を教えて!

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赤ちゃんはよく「よだれ」を流していますが、大人の「唾液」とはどう違うのでしょうか? また、よだれの量や状態は、赤ちゃんの健康と関係しているのでしょうか?
今回は、赤ちゃんのよだれについて、医師に詳しい話を聞いてきました。

唾液とは

1.唾液のメカニズム
唾液は耳たぶの前やあごの下にある唾液腺で作られ、頬を通る細い管を伝って、頬の内側に出てきます。

2.唾液の役割
唾液には殺菌作用を持つリゾチームやムチン、消化を助けるアミラーゼなどの酵素、歯を守るミネラルが含まれ、以下のような重要な役割を持っています。
・口の中を滑らかに保つ
・味を感じる助けになる
・外界から入ってくる細菌を押し出す
・食べ物を消化して滑らかに胃に送り込む

つまり、唾液が少ないと味が分からず、食べ物を飲み込みにくく、声も出しにくく、虫歯になりやすいという状態になります。

赤ちゃんがよだれを流すわけ

赤ちゃんは口を閉じる能力が低く、歯がないため歯茎の間から唾液が漏れ出てしまいます。また唾液を飲み込む作用も大人に比べると少ないため外に口から流れ出てきます。これが赤ちゃんのよだれです。

一般的に、生まれた直後はさほどよだれは出ず、首が座ってくる3〜4ヵ月ごろから増えてきます。生後半年ごろにさらに増えてきます。よだれが増えてくると、離乳食を始める準備が整ったことのサインになります。

3〜4ヵ月より早くよだれが出てくることもありますが、特に問題はありません。また、3歳ぐらいになっても、集中して下を向いて作業しているとよだれが垂れることもあります。唇をブッ、ブッと震わせて遊んだりしている場合は、よだれが泡立つこともあります。

赤ちゃんのよだれの量

赤ちゃんによって、口を閉じる力や飲み込む力に差があるので、外に出てくるよだれの量には個人差があります。

よだれが多すぎる場合は特に心配ありません。もし無理がないようなら、おもちゃのラッパを吹いたりして、口を閉じる練習をするのもよいかもしれません。
また、赤ちゃんのよだれがいつもより増えたり少なくなったりする場合、以下のような原因が考えられます。

1.よだれが増える原因
・鼻づまりがあって、口呼吸になっている
・口内炎や舌のただれ、口の中の傷がある

2.よだれが少なくなる原因
と比べて少なすぎるかなと思う場合で、おしっこや汗も出にくく、下痢があり、ミルクや水分が十分取れていないのであれば脱水症状である可能性もあります。普通に食事がとれる程度に、口やのどまわりの能力があれば心配ないと思われますが、飲み込みにくさがあるようなら、一度小児科もしくは口腔外科で相談されてもよいかもしれません。

赤ちゃんのよだれケア

1.においが気になる場合
大人と同じく、寝起きや食後は口の中やよだれがにおうことがあります。まだうがいはできないので、飲めるようであれば寝起きや食後に水や麦茶を飲ませて口の中を洗い流してあげるようにするとよいでしょう。

2.皮膚かぶれする場合
唾液に含まれる消化酵素や食べ物のカスが口回り・首元に着いたままになると、皮膚のかぶれの原因になります。柔らかいガーゼや濡らしたタオルでこまめに押し拭きするとよいでしょう。口回りの皮膚にワセリンやベビーオイルなどを塗って油の幕を作っておき、よだれが付きにくくするのもよいでしょう。万一赤ちゃんの口に入っても害のないものを選びましょう

医師からのアドバイス

赤ちゃんのよだれの量を極端に気にする必要はありません。しかし、唾液には重要な役割があることを念頭に置き、赤ちゃんの健康管理に役立ててくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)