映画の撮影中、知らずにビールを飲んでしまったアナ・ケンドリック (c)Imagecollect.

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ハリウッド映画において、登場人物がお酒を飲んでいたり、ドラッグを使ったりしているシーンは多い。しかしこの時、俳優が酔って赤くなってしまったり、違法ドラッグを実際に使ったりしては困るので、外見は似ていながら中身の違う物が代わりに使われる。スクリーンでお酒、ドラッグ、タバコだと思って私たちが見ているものは何なのだろうか。

■<strong>お酒</strong>
ビールの代わりに使われることが多いのは、ノンアルコールのビールと、炭酸のアイスティー。ウォッカなど透明な液体のアルコールにはもちろん水が代用される。ウィスキーのように色のついたお酒にはお茶が使われることが多い。しかし、女優アナ・ケンドリックは映画『ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式』(13・日本未公開)の撮影中、渡された本物のビールを偽物と勘違いしてどんどん飲み、完全に酔っぱらってしまったというエピソードを明かしている。

■<strong>ドラッグ</strong>
アメリカで一番使われているマリファナ(大麻)の代わりには、合法な薬草が使われる。中でも、“wizard weed(魔法使いの大麻)”と呼ばれる合法な商品が撮影に使われることが多いようだ。粉状のコカインには、粉砂糖やイノシトールというビタミンBの一種が使われる。映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)でビタミンBを吸いすぎた俳優ジョナ・ヒルはそのせいで気管支炎になってしまったそうだ。

■<strong>タバコ</strong>
タバコは違法ではないため実際に吸っている俳優も多いが、禁煙している俳優や未成年は吸うことができない。そこでやはり人気なのが、無害な薬草でできたタバコのようだ。以前はタバコを吸っていたが禁煙した俳優リーアム・ニーソンは、映画『フライト・ゲーム』(14)のタバコを吸うシーンで本物のタバコの代わりにカモミール茶葉を使ったタバコを吸っていたと言う。

こうしてハリウッドの俳優らは、体に有害な物質を避けている。今度映画でお酒やドラッグが出てきたら、何が使われているか当ててみては?