女子アジアカップ予選に臨む4チーム【写真:Getty Images&Guam FA】

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 EAFF女子東アジアカップ2017の予選第2ラウンドが火曜日に開幕し、開催国の香港とグアム、韓国、台湾が本大会出場を目指して激突する。2017年12月に開催される本大会には開催国の日本のほか、前回女王の北朝鮮と中国がすでに出場を決めている。

 2005年の設立以来、この大会は地域内の強豪国にとっても、成長途上の国々にとっても重要な意味を持つものとして開催されてきた。10ヶ国のEAFF加盟国のうち9ヶ国が大会に参加している。

 第1ラウンドでは、開催国のグアムが北マリアナ諸島とマカオに連勝を収めて勝ち進んだ。だが香港フットボールクラブ球技場での戦いはより厳しいものとなることが予想される。

▽韓国

 EAFF女子東アジアカップで過去に一度優勝している韓国だが、昨年は2度目のタイトル獲得のチャンスを逃した。最終戦で宿敵北朝鮮に敗れ、その北朝鮮に優勝を許してしまった。ユン・ドクヨ監督の率いるチームはリベンジを狙いたいとことだが、本大会の自動出場権を獲得することはできなかったため、まずは予選を突破しなければならない。

 昨年の女子ワールドカップから比較すると、メンバーは大きく様変わりしている。W杯メンバー23名のうち今回も選ばれているのは8名のみ。元INAC神戸レオネッサのMFチ・ソヨンは、チェルシー・レディースでプレーするため代表チームには合流しない。キャプテンを務める28歳のチョ・ソヒョンが、チーム最多キャップ保持者として今回も中盤で重要な役割を果たすことになりそうだ。昨年の大会では、日本の優勝の望みを打ち砕く同点ゴールを奪った選手だ。

▽グアム

 “マサカダ(グアム代表の愛称)“は東アジアカップ本大会への初出場を目指す。第1ラウンドでは、マカオと北マリアナ諸島にいずれも5-0の大勝を収めて第2ラウンド進出を果たした。対戦相手がより手強いチームとなることは承知の上で、ベリンダ・ウィルソン新監督の率いるチームは規律の取れたパフォーマンスを見せたいと考えている。

 中盤を牽引するのはキャプテンのアンジェリカ・ペレス。経験豊富なサマンサ・カウフマンは守備を統率しつつ、コーナーキックなどのセットプレーでは高さと強さを活かして大きな脅威となる。攻撃陣の最前線に位置するペイジ・サーバーには流れの中からのゴールが期待される。

▽香港
 香港はFIFAランク68位で今回の大会を迎える。過去10年間で出場を果たした大きな国際大会は2014年アジア大会のみだが、その大会ではグループステージの2試合に連敗しながらも準々決勝進出を果たした。

 代表メンバーのほとんどは国内リーグで戦っており、男子の代表チームとは異なり他国からの帰化選手もいない。キャプテンのチャン・ウィンは、なでしこリーグ2部のジャパンサッカーカレッジが2015年に短期契約を交わした香港人選手3人の中のひとりだった。

 小規模ながらも熱烈なファンがチームを応援し続けているが、まだ結果はついてきていない。グアムに勝利を収めながらも台湾と韓国に敗れた昨年の結果から上積みを図りたいところだ。

▽台湾
 台湾は日本の静岡でキャンプを行い、入念な準備を行った上で今回の大会に臨む。クラブチームや大学、高校などの多くのチームと対戦し、なかなか結果を得ることはできなかったが、柳楽雅幸監督はその経験をポジティブに捉え、チームのフィジカル面や体力面が大幅に向上されたと話している。

 過去に行われた5回の大会中4回で、台湾は韓国に次ぐ2位に終わっている。今回は両チームが最終日の第3戦で激突。FIFAランク38位の台湾がどのような状況で11月14日を迎えるとしても、グループを首位で終えるためにはFWユ・シウチンやDFリン・ヤハンといった才能ある選手たちが力を発揮することが必要となる。

▽試合日程(会場は香港フットボールクラブ競技場、キックオフは現地時間)

11月8日
11:30 グアム 対 韓国
14:30 香港 対 台湾

11月11日
11:30 香港 対韓国
14:30 台湾 対 グアム

11月14日
15:00 香港 対 グアム
18:00 韓国 対 台湾

text by 編集部