3日、米華字メディア・多維網は記事「長征5号ロケットの打ち上げ成功、日中のロケット技術レベルはどちらが上か」を掲載した。写真は9月2日、天津市のロケット産業化基地で製造中の長征5号ロケット。

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2016年11月3日、米華字メディア・多維網は記事「長征5号ロケットの打ち上げ成功、日中のロケット技術レベルはどちらが上か」を掲載した。

1970年2月、日本は人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功し、旧ソ連、米国、フランスに次ぐ世界4番目の人工衛星打ち上げ国となった。その2カ月後、中国は人工衛星「東方紅1号」の打ち上げに成功している。

日中の宇宙開発史はほぼ同時期にスタートしたわけだ。しかし日本は米国との技術協力を進める一方で国内での技術開発も続け、1994年には当時世界最先端の性能を誇るH2ロケットの打ち上げに成功。中国を大きく引き離した。一方の中国はロケットの打ち上げ実績こそ積んできたものの、エンジンは1960年代の技術。ロケット全体の設計にも大きな変化はなく、日本との技術格差は大きかった。

11月3日、中国は海南島・文昌発射場から「長征5号」を打ち上げた。H2ロケットと同じく、液体水素と液体酸素を推進剤とする新型ロケットによって中国の技術は飛躍的な成長を遂げた。低軌道への打ち上げ能力は25トンと世界トップクラスを誇る。日本のH2Bロケットをはるかに上回るばかりか、2020年打ち上げ予定のH3ロケットをもしのぐ能力となっている。中国の新型エンジンYF-77の推力、比推力はいまだに日本のLE-7には及ばないが、さらに強力なエンジンの開発が進められている。完成すれば中国のロケットエンジン技術は日本を上回り、ロケット技術全般でも日本を追い抜くこととなるだろう。(翻訳・編集/増田聡太郎)