Swipe the Voteの画面(※画像はTinderより)

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 共和党のドナルド・トランプ氏と、民主党のヒラリー・クリントン氏の一騎打ちとなった米大統領選挙。11月8日の投票日目前ながら、支持率は拮抗し、抜きつ抜かれつのデッドヒートが繰り広げられている。

 そんななか世界196か国で愛用されている、マッチング・アプリ「Tinder」が非営利団体ロック・ザ・ヴォートと協力し、11月4日、大統領選挙に関する調査結果を発表した。

◆マッチング・アプリが占った大統領選挙の結果

「Swipe the Vote(スワイプザボート)」キャンペーンでは、米国、英国、ドイツ、カナダ、日本など世界16か国の「Tinder」ユーザーに向けて、税金、移民、銃規制、オバマケア(医療保険制度改革)などといった重要課題について、どちらの候補の考え方を支持するか質問。

 ユーザーは「移民の受け入れに賛成か?」「気候変動は本当に起きていると思うか?」などの問いに対し、右か左にスワイプ(“支持”は右、“不支持”は左へスワイプ)。それらの回答をもとに、ユーザー自身がトランプ、ヒラリーのどちらの候補者の考え方に近いか分析。さらに、実際に投票するとしたら、どちらの候補かを集計した。

◆世界的にヒラリーの圧倒的勝利

 結果、米国のユーザーの58%がクリントンの考え方を支持し、トランプの考え方を支持したユーザーはわずか42%だった。また、米国以外の15か国の集計結果では、ユーザーの80%がヒラリーの考え方を支持、トランプ支持はわずか20%にとどまった。

 さらに、それぞれの政策に対する米国国内の意見を詳しく見ていこう。

 まず、米国では、男性の半分以上(53%)は銃規制に反対する一方、女性の3分の2は銃規制を更に厳しくしてほしいと希望していた。また、男女ともに3分の1近くが地球温暖化は脅威ではないと考え、57%近くが不法移民にも市民権を与えたほうが良いと答えた。

 また、アメリカの上位1%の富裕層に対する増税を希望するのは65%に上り、56%の人が大学の学費は無料であるべきだと答えた。いずれもヒラリーの民主党寄りの考え方が反映された結果だといえよう。

◆トランプを選んだ唯一の国は?

 一方で、ユーザーの多数がトランプに投票すると答えた国も存在する。

 それはなんと、ロシアだ。ユーザーの4分の3以上(76%)は、重要課題への対策に関してはヒラリーの考えに近かったものの、実際に投票する先については71%がトランプを選ぶと答えたのだ。

 その一方で、メキシコでのヒラリー支持は93%を超えた。メキシコからの移民に対し、「国境に万里の長城を築くべきだ!」と発言しているトランプには、当然ながら不支持の声が圧倒的だった。ちなみに日本でも支持率80%獲得で、ヒラリーが圧勝した!

 米国内外ともに「Tinder」ユーザーはクリントン候補を選んだが、実際の投票結果はどうなるのか。米国だけでなく、全世界に多大な影響を与える米大統領選挙、その結果はいよいよ11月8日に判明する。

*Swipe the Vote(「スワイプで投票」)実施国
米国、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、フランス、ドイツ、インド、日本、韓国、メキシコ、ロシア、スペイン、英国

【参照】
「Swipe the Vote Results: The World is #WithHer-Except Russia」

<取材・文/HBO取材班>