出版物の「折」とは?

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雑誌や書籍を作る場合に、意識するものとして「折」があります。おりと読みます。これはなんでしょうか?

ひとつのまとまり

雑誌や書籍を印刷するにあたって、どのような方法で行われているか想像がつくでしょうか。パソコンのそなえつけのプリンタのように紙に一枚ずつ印刷していると思う人もいるかもしれません。ですが、膨大な量を処理にするにあたって、そうした手法では非効率です。そのため折というまとまりで印刷が行われます。折はひとつの巨大な紙であり、そこにページの内容が面付けされています。それを折りたたみ、端を切り落とすことによって雑誌や本ができあがるのです。学校で紙を折って、友人同士で小さな本を作って閲覧したという思い出がある人もいるでしょう。原理的には出版物の折は、それらの遊びとまったく同じものです。

16ページ単位?

よく、大事件などが発生した時に週刊誌のページの構成が、最初と最後に、大事件に関わるニュースで埋められているのを見たことがないでしょうか。これは、週刊誌の最初と最後の部分が、折という同じ紙に印刷されているためです。そのため週刊誌は緊急の事態に対応できるように、外側の折はあけておき、連載コラムなどの原稿を内側に綴じているのです。この折というのは基本的には16ページ単位で作られることが多いですが、4ページ、8ページ、16ページ、32ページという単位でも折を作ることは可能です。

間に合わないものは差し替える?

特に雑誌の場合、折単位で印刷を行うので、その中で1ページでも間に合わない原稿があった場合は、印刷をすすめることができません。ギリギリの進行で行っている場合は、その該当ページを差し替えるといったことも行われています。特に漫画雑誌などでは、あらかじめ原稿が遅い作家と早い作家をきちっと分けて、折の構成を作っているところもあります。