台湾、ICPO総会への出席認められず  「深い遺憾と不満」=外交部

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(台北 5日 中央社)インドネシアのバリ島で7日に開幕する国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)総会に関して、外交部は5日、出席が認められなかったとして、深い遺憾の意と不満を表明した。

中華民国(台湾)は1964年からICPOに参加していたが、1984年の中国大陸加盟にともない、「中国台湾」への名称変更を迫られたため脱退。台湾は今年、脱退後初めてオブザーバーでの総会参加を目指していた。また、3月にはオバマ米大統領がそれを支持する上院の法案に署名している。

外交部の発表を受けて、与党・民進党の立法院党団(議員団)の呉秉叡幹事長は、これは中国大陸の台湾に対する圧力があらゆる場所に存在していることを示すものだと強調した。ICPOの執行委員会では、大陸の公安部国際合作局の段大啓副局長が委員を務めている。

一方、最大野党・国民党の議員からは、蔡英文政権は国際社会で台湾が活動しやすくなるよう、両岸(台湾と中国大陸)関係の改善に取り組むべきだとする意見が出た。また、第三党の時代力量の徐永明・総召(院内総務に相当)は、友好国の支持に頼るだけでは不十分だと指摘。台湾名義での国際組織参加などを目指すべきだとした。

今月7日にはモロッコで第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)が始まるが、こちらも参加の目処は立っていない。

(唐佩君、温貴香/編集:杉野浩司)