名門ハーバード大学の男子サッカー部が、女子サッカー部に対するセクハラが理由で謹慎処分を受けることとなった。イギリスメディア『BBC』が4日付で伝えている。

 ハーバード大学のサッカー部に所属する男子が、女子サッカー部についてセクハラ的なコメントをしたほか、女子の写真を見ながら魅力に基づいて10段階評価をしていたことを同大学の学生新聞が明らかにした。

 ハーバード大学初の女子学長であるドリュー・ギルピン・ファウスト学長は「2012年に行われたとされる男子サッカー部のおぞましい行為を知って、とても動揺している。この行為はこの年に限られたものでもなかったし、少数の個人に限定されるものでもなかった」と表現している。

 さらに、同大学のサッカー部は今シーズンのアイビーリーグの残り試合も没収試合となっている。この処分について、ファウスト学長は「今シーズンの残り試合を没収するという決断は深刻で重大なものだった。この決断は、告発された彼らの振る舞いがハーバード大学において全く受け入れられるものではないという見解を反映している。われわれの共同体における中心価値は、お互いに対する敬意である」とコメントしている。