28日、中国西安在住の中国人女性が、日本旅行の際に田舎の食堂で見知らぬ人から受けた親切についてつづった。

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2016年10月28日、中国西安在住の中国人女性が、日本旅行の際に田舎の食堂で見知らぬ人から受けた親切についてつづった。

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怠け者の私は、日本旅行の計画はすべて友人に任せて、直前に観光地や街についてネットでちょっと調べるだけにしていた。こんな怠け者の私でも、日本旅行の記憶を書き留めておこうと思う。あの日の出、建築物、道路、アイスクリーム、そして出会った人々。どれも美しい思い出になるから。

私たちはまず大阪へ行った。大阪城や天守閣についてはネットで調べればいいから紹介は省略するとして、私にとって一番印象深かったのは「タイムカプセル」だった。毎日新聞社とパナソニックが共同制作したもので、中には20世紀の代表的な品物として、さまざまな分野の2098点が収められている。2号機は2000年に初めて開封され、次は2100年に開封される。100年ごとに1度開封されるそうだ。現代文明を享受すると同時に、後世に文明を伝えるという日本の伝承精神に感服した。

それと、長野県の片田舎での出来事は忘れられない思い出となった。道路には店がほとんどなく、中国の国道のような感じのところで、私たちはとてもお腹が空いていた。それで運試しで食べるところを探してみたところ、「SS食堂」という小さな食堂を見つけた。この名前は一生忘れることはないだろう。

日本語のメニューで困っていたところ、隣の席のおじさんと若い男性が助けてくれた。翻訳ソフトを使っての交流だったけれど、この2人が料理を注文してくれ、自分でも注文したから多すぎて食べるのが大変だった。そして、知らない間に私たちの分の代金も支払ってくれていた。

若い男性は店を出る前に、携帯電話の翻訳ソフトで「旅行中に困ったことがあったらいつでも助けを求めてください。日本旅行を十分楽しんでくださいね」との文章を見せてくれた。短い交流ではあったけれど、朗らかな笑顔、見知らぬ人から受けた親切は、私たちにこの世界に対して誠実に向き合い、感謝の心を忘れるべきではないことを教えてくれた。

旅行中の風景などは時が経つうちに忘れていくだろうが、このような小さな幸せは永遠に忘れることはないだろう。これこそが旅行の真の意義なのかもしれない。(翻訳・編集/山中)