フォルクスワーゲン・パサートのセダン、ワゴンに新たに設定された「2.0TSI R-Line」は、2.0Lの直列4気筒DOHCターボを搭載。最高出力220ps/4500-6200rpm、最大トルク350Nm/1500-4400rpmを誇るパサート・シリーズ最速モデルになります。

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ローンチ時から搭載されている1.4L TSIエンジン車でもシーンを問わず力不足を感じさせることはほとんどなく、ダウンサイジングターボとして十分に成り立っています。

それでも、よりパワフルな走りを期待する声もあるそうで、ゴルフGTIと同じ2.0Lの直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載することで走りを強化。組み合わされるトランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションで湿式の6速DSG。なお、最終減速比は同一ですが、2〜5速のギヤ比はパサート向けに調整されています。

ゴルフGTIよりもセダンは120kg、試乗車のワゴンは170kg重く、全長やホイールベースも長くなっていることもあって、ゴルフGTIのような軽快感、切れ味鋭い走りとはいえませんが、大きめのボディを軽々と加速させるパンチ力、そして下からのトルク感は1.4TSI(150ps/250Nm)とは明らかに次元が異なります。

235/40R19タイヤを履く足まわりは、フロントがマクファーソンストラット、リヤが4リンクと1.4L TSIと同じですが、アダプティブシャーシコントロールの「DCC」、電子制御ディファレンシャルロックの「XDS」が用意されています。

足まわりはパサートの1.4L TSIモデル同様に硬めで、「DCC」で走行モードを「コンフォート」にすればいくらか当たりが柔らかくなりますが、良くも悪くもフォルクスワーゲンらしい硬質な乗り味。

なお、パサートのベーシック仕様「TSI Trendline」にも今回試乗する機会がありましたが、乗り心地のバランスが最も良かったのは「TSI Trendline」でした。

日本では大型セダン、ワゴンに分類できるパサートに加わった「2.0TSI RLine」は、ワインディングや高速道路を走る機会が多い人の相棒に向くGT的なキャラとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

 

VWパサートに追加された「2.0TSI R-Line」は、ゴルフGTI同様220ps/350Nmを誇る(http://clicccar.com/2016/11/05/414265/)