J2降格の名古屋、久米社長が謝罪声明「“フロント力”が足りなかった」

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 名古屋グランパスは4日、明治安田生命J2リーグ降格を受けて声明を発表した。

 名古屋は3日に行われた明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第17節の湘南ベルマーレ戦で1−3と敗れ、年間勝ち点16位が確定。クラブ史上初となるJ2リーグ降格が決まった。

 降格決定の翌4日、株式会社名古屋グランパスエイトの代表取締役社長を務める久米一正氏の署名入りで、以下のような声明が公式HPに掲載された。

「昨日の湘南ベルマーレ戦をもって今季のJ1リーグを終え、名古屋グランパスは来シーズンJ2に降格することが決定しました。Jリーグ創設から24年。「オリジナル10」として、これまでずっとJ1の舞台で闘ってきたクラブを、このような形で降格させてしまい不名誉な歴史を作ってしまった責任を強く感じています。これまでクラブを応援していただいているファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、そしてクラブを支えてくださっている全ての皆さまに深くお詫びを申し上げます」

「私は、名古屋グランパスにGMとして着任して以来、選手・スタッフたちには、常に『ひとつの赤い玉になれ』と鼓舞してきました。今シーズンは非常に苦しい戦いが続く中、スタジアムでの大声援やサポーターズミーティングでのご意見、サポーターの皆さまからのメッセージビデオなど、本当に多くの叱咤激励をいただきました」

「しかしながら、そうした皆さまの想いに応えることができず、最終的にJ2降格という結果になってしまったことは、私の「束ねる力」すなわち「フロント力」が足りなかったのだと真摯に受け止めています。来シーズンはJ2で闘うことになりますが、非常に厳しい戦いが待っています。

「それを乗り越え、選手やフロント、スタッフなどクラブに携わる一人ひとりが、この悔しさを胸に必ず一年でJ1に戻ってくるという強い決意と覚悟を持ち、名古屋グランパス一丸となって来シーズンを闘い抜きます。今後とも、ご支援賜りますようお願い申し上げます」

https://twitter.com/nge_official/status/794485413830238209