『溺れるナイフ』 (C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

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原作と映像化された作品を、重箱の隅をつつくように細か〜く比較する【元ネタ比較】。今回は『溺れるナイフ』を取り上げます。

【元ネタ比較】『溺れるナイフ』前編
カリスマ性に満ちた2人の激しすぎる青春!

累計発行部数150万部の大ヒット少女漫画だが、単に人気というだけじゃなく、生涯のベスト1コミックに挙げる人もいるジョージ朝倉原作の「溺れるナイフ」。ボーイミーツガールのラブストーリーだが、昨今よくあるヒロインの前にイケメンが現れて壁ドンされて恋に落ちて……というパターンではない。

胸キュン系ではなくて、ヒリヒリ系とでもいおうか。作者いわく、タイトルの“ナイフ”は10代の自意識を表しているらしく、ときには他人をも傷つける鋭く尖った若者が苦しみながらもがく青春像が描かれる。激しくドラマチックに展開される物語は吸引力高く、読んでる方も揺さぶられてヘトヘトになるほど。

ヒロインは長身で美形でモデルとして東京で活躍していた都会っ子な夏芽。父親が旅館を継ぐために山と海に囲まれた自然豊かな浮雲町へと家族で引っ越してくる。この町で彼女は、大地主の跡取りでカリスマ性のあるコウに出会い、強烈に惹かれ始める。しかし、宿命的に出会った2人は惹かれ合いながらも、ある事件をきっかけに大きく揺れ動いていく。

通常は男女どちらかは平凡で、片方は華があって目立つ存在という場合が多いが、本作は男女両方とも周囲から一目置かれる存在だ。この作品が映画化されると聞いたときは「実写化なんて無理無理! だいたいこんなオーラのある女の子とオーラのある男の子なんて誰が演じられるのよ?」と懐疑的に思った。

でも、キャストが小松菜奈と菅田将暉と聞いて気持ちは一変! それぞれに独特の魅力があるこの2人なら、めったにない実写化神作品になるかも!?と心躍った。(中編へ続く…)

中編「ちょっと微妙な小松菜奈と菅田将暉の中学生役…」

『溺れるナイフ』は11月5日より全国公開される。