今回が代表初招集となった井手口(左)は、J1最終節で1ゴールをマーク。齋藤は二度の決定機を外し無得点となったが、再三キレのある突破を見せた。(C) SOCCER DIGEST

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 日本サッカー協会は11月4日、都内のJFAハウスで、キリンチャレンジカップのオマーン戦(11月11日)とロシアワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦(同16日)に臨む日本代表メンバーの記者発表を行なった。
 
 今回の招集メンバー25名のうち、国内組メンバーは10名。そのうちJ2リーグを戦う山口蛍を除くJ1の選手たちが、11月3日に今季のリーグ戦を終えた。果たして、彼ら国内組のコンディションはいかなるものか。本稿では、『サッカーダイジェスト』による、J1リーグ最終節、J2リーグ・39節での採点と寸評から直近のパフォーマンスをチェックする。
 
【写真】オマーン戦、サウジ戦に向けた日本代表メンバー25人

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FW
齋藤 学(横浜F・マリノス)
対 浦和レッズ(△1-1)
採点:6.5/先発フル出場
 
森脇を振り切ってのミドルなど、2度の決定的なチャンスを作る。試合後には、サポーターの前であいさつをすると号泣していた。のべ7シーズンに渡り袖を通したトリコロールユニフォームとの別れを予感させる一幕に。
 
 
MF
山口 蛍(セレッソ大阪)
対 ジェフ千葉(●0-3)
採点:5.5/先発フル出場
 
前半は中央をドリブルで持ち上がりシュートを放つなど積極的なプレーも見せたが、チームの不調に引っ張られる形で徐々に埋没していった。果敢な攻め上がりを見せるボランチのパートナー・ソウザのカバーに奔走する姿が目立った。
 
 
MF
井手口陽介(ガンバ大阪)
対 川崎フロンターレ(○3-2)
採点:6/先発フル出場(1得点)
 
川崎に一方的に攻め込まれ苦しんだ前半も、守備では厳しさを見せるなど孤軍奮闘。ボランチのポジションからアグレッシブに攻撃参加を続け、チームを勢い付かせる2点目を奪った。
 
 
MF
永木亮太(鹿島アントラーズ)
対 ヴィッセル神戸(●0-1)
採点:6/先発フル出場
 
持ち前の機動力を駆使してポジションを変えながら、最終ラインからボールを引き出してはビルドアップで貢献。スペースが空き出した後半はより走力が活きる場面もあったが、ゴールを奪いきるまでには至らず。セットプレーではピンポイントで金崎の頭に合わせる精度の高いキックでチャンスも披露した。
 
DF
槙野智章(浦和レッズ)
対 横浜F・マリノス(△1-1)
採点5.5/先発フル出場
 
フィジカル勝負ではほとんど負けていなかった。それでも時々対峙するアタッカーへのチェックが甘くカットインを許した。マルティノスへの守備も、関根に任せずに対応すべきだった。彼のサイドの守備は、CSに向けた重要な課題のひとつになる。
 
 
DF
森重真人(FC東京)
対 大宮アルディージャ(○1-0)
採点:5.5/先発フル出場
 
丸山とともに中央に強固な壁を構築し無失点に貢献。頻繁にマッチアップした家長に対しては盤石な対応を見せ、相手エースをサイドに追いやった。
 
 
DF
丸山祐市(FC東京)
対 大宮アルディージャ(○1-0)
採点:5.5/先発フル出場
 
大宮の低調なアタックに対し、隙のない守備で難なく無失点を達成。守備面だけでなく、鋭い縦パスを供給しては、ビルドアップに絶妙なアクセントをつけていた。
 
 
DF
植田直通(鹿島アントラーズ)
対 ヴィッセル神戸(●0-1)
採点:6 /先発フル出場
 
90分を通じて地上戦、空中戦ともにまずまずの出来。失点シーンで相手の細かいつなぎに翻弄されてしまったように、ややゴール前で身体を寄せ切れない場面もあったが、スピードと強さへの対応はできていた。
 
GK
西川周作(浦和レッズ)
対 横浜F・マリノス(△1-1)
採点:6.5/先発フル出場(1失点)
 
ほとんどボールが飛んでこず、集中するのが難しい展開となった。その中で訪れたピンチ――齋藤の2本の決定的なシュートを防いだものの、85分に失点……。目標の無失点はならなかった。
 
GK
東口順昭(ガンバ大阪)
対 川崎フロンターレ(○3-2)
採点:6.5/先発54分OUT(2失点)
 
2失点ともGKとしてはできるだけのことはやっていた。チーム全体が悪い流れのなか、決定的な3失点目を与えなかった堅守がチームを勝利に導いた。