オマーン戦のスタメン予想。齋藤、井手口、丸山といった好調の国内組は果たして起用されるだろうか。

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 11月4日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が11日のオマーンとの親善試合と15日のサウジアラビアとのワールドカップ・アジア最終予選に臨むメンバーを発表した。

【写真】オマーン戦、サウジ戦に向けた日本代表25人

 フィールドプレーヤーが22名、GKが3名の計25名という構成だが、指揮官曰く「サウジアラビアに似ている」オマーンとのテストマッチでは「あまりプレー機会のない選手、もしくは海外で試合に出られていない選手にチャンスを与えようと思っています」。

 となると、かなりフレッシュなスタメンになるかもしれない。例えば、CBで注目したいのはFC東京の丸山祐市。今季のJリーグでは左足の正確なフィードでカウンターの起点になりつつ、抜群のフィジカルで敵を跳ね返す27歳のストッパーはとりわけ空中戦に強く、試合を重ねるごとに安定感を増している。
 
 ハリルホジッチ監督からも「ポジティブな発見。トレーニング中も安定してきましたし、より自分を表現できるようになりました」と評価されている丸山は、A代表デビューを飾ったオーストラリア戦に続き、オマーン戦では初スタメンを飾るかもしれない。
 
 ハリルホジッチ政権下での初スタメンが期待されるのは、横浜の齋藤学も同じだろう。直近の浦和戦ではゴールを奪えなかったが、10月の3試合(リーグ戦のみ)で4ゴール。切れ味抜群のドリブルは相手のまさに脅威で、「このオマーン戦で使わなくてどうするの?」というぐらいコンディションは良さそうだ。
 
 最近の好調を買われてA代表初選出となったG大阪のボランチ・井手口陽介も、「ここで使わなくてどうするの?」という選手のひとりだろう。当のハリルホジッチ監督も「最近の3試合で素晴らしいゴールを決めています。どんどん伸びている選手です」と評していただけに、チャンスは間違いなく与えられるはずだ。
 
 欧州組では、15年6月以来の招集となったFWの大迫勇也(ケルン)に注目したい。フランス人FWのアントニー・モデストと2トップを組む今季は、主にチャンスメイクをこなしつつ、シャルケ戦やRBライプツィヒ戦でゴールを決めるなど大きな存在感を示している。「ケルンとは違う役割を求めます」というハリルホジッチ監督は、その大迫について「フィジカルのクオリティ、ヘディングも強いですから、より16メートルのなかに入っていくことを期待しています。このような真ん中のFWが我々には少ないので重要です」と語っていた。
 
 「海外で試合に出られていない選手にチャンスを与えようと思っています」という指揮官のコメントを鵜呑みにすれば、リーグ戦で出番に恵まれていないミランの本田圭佑、セビージャの清武弘嗣、サウサンプトンの吉田麻也、インテルの長友佑都あたりもオマーン戦でスタメンに名を連ねそうだ。
 清武と同じトップ候補の香川真司もドルトムントで常時出場できていないが、ゴンサロ・カストロなど主力組に怪我人が出た影響でブンデスリーガ8節のインゴルシュタット戦、9節のシャルケ戦ではスタメン出場。パフォーマンスの良し悪しはさて置き、開幕当初より出番を増やしている。

 また香川はシャルケ戦でくるぶしを痛めており、怪我の状態という側面から考えてもオマーン戦で使われない可能性がある。もうひとりのトップ下候補の小林祐希がヘーレンフェーンでコンスタントにプレーしている点も踏まえれば、やはりオマーン戦でトップ下を任されるのは清武ではないだろうか。
 
 常時出場できていないという意味では、岡崎慎司(レスター)もサウジ戦の前にテストしておきたい。プレミアリーグの直近2試合はスタメンで使われているものの、ハリルホジッチ監督は“その目”で岡崎のコンディションをチェックしたいはずだ。現状では岡崎より代表戦での実戦経験が少ない大迫をスタメンと予想しているが、正直、ここは分からない。
 
 ダブル酒井が争うだろう右SB、西川周作、東口順昭、川島永嗣が選ばれたGKもスタメン予想が難しいポジションだが、いずれにしてもハリルホジッチ監督には勇気ある采配を求めたい。