インドネシアの首都ジャカルタで4日、強硬派のイスラム教徒数万人がジャカルタ特別州のバスキ知事の辞任を求めてデモ行進した。キリスト教徒の同知事がイスラム教の聖典コーランを侮辱したと非難している。

 インドネシアは、世界で最もイスラム教徒の人口が多い国で、穏健派がその大半を占める。強硬派による一時的な抗議活動は過去にもあったが、これほど大規模なものはまれ。

 ジャカルタ市内は緊迫した様子で、従業員に在宅勤務を求める企業もあった。ビジネス街への通行は制限され、各国大使館は注意を呼び掛けた。

 兵士や警官が乗ったトラックが市内のパトロールを行い、ショッピングモールの警備に当たる姿も見られた。警察当局によると、合計で約1万8000人の治安要員が市内に配備される見通しだという。

[ジャカルタ 4日 ロイター]


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