約4年8か月ぶりにA代表復帰を果たしたFW久保裕也(ヤングボーイズ)

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 スイスで好調を維持するアタッカーが12年2月24日のアイスランド戦以来、4年8か月ぶりのA代表復帰、そしてハリルジャパン初招集を果たした。

 13-14シーズンからスイスのヤングボーイズでプレーするFW久保裕也は加入初年度から得点を量産すると、2年目も先発出場が限られる中で5ゴールを陥れ、3年目にはスタメンに定着して9得点を記録するなどチームに無くてはならない存在へと成長。今季も先発として出場を続けてリーグ戦13試合出場4得点を記録するだけでなく、カップ戦ではハットトリックを達成とインパクトを残している。

 この活躍を日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチも評価し、初めて久保を自身のチームに招集した。「久保はフットボールの世界では2人目のアタッカーで、衛星的な動きをする。スピードがあって背後に抜けることができるし、PA内の中に入って行くプレーができる」と評価している。

 指揮官は、現時点で久保のポジションは「2トップの真ん中でプレーする形が良い」と語っており、CFを置く従来のシステムとは異なる2トップの採用を示唆。「点を取りに行くときにFWを2人真ん中に置くなど、彼が入ることでアイディアも増える」と話す一方で、「サイドで使う可能性もあるが、すぐに理想的な形を見つけられるわけではない」と久保の能力を見極めながら適正ポジションを探っていこうとしている。

 リオデジャネイロ五輪代表メンバーに選出された久保だったが、所属クラブの事情もあって直前で登録メンバーを外れ、「夢の大会」に出場することは叶わなかった。五輪代表を率いていた手倉森誠監督が、当時「あいつはロシア(W杯)と東京(五輪)を目指すと割り切っている」と話していたように、久保はロシア行きのチケットをつかむための第一歩を踏み出す。

(取材・文 折戸岳彦)


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