2015年8月15日の光復節記念演説を行う朴槿恵大統領(韓国大統領府提供)

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「親友」の崔順実(チェ・スンシル)氏を国政に介入させていた疑惑で窮地に立たされている韓国・朴槿恵大統領の支持率が、史上最低の5%を記録した。韓国の各メディアが報じている。

韓国ギャラップが4日午前に発表した11月第1週(1〜3日)の世論調査結果によると、朴槿恵大統領を支持すると答えた人はわずか5%に過ぎなかった。一方で支持しないと答えた人は89%に達した。

地域別に見ると、元々リベラルの強いソウルでは2%、与党の票田である大邱市と慶尚北道でも10%、反与党感情が強い光州市と全羅南道では0%を記録した。また、年代別に見ると、19〜29歳、30代が1%、これまでの支持基盤であった60代以上でも13%となっている。

これは、アジア通貨危機を招いたとして厳しい批判を浴びた金泳三大統領(当時)が記録した支持率6%を下回る、史上最低のものだ。

また、与党セヌリ党の支持率は18%で最低値を記録した。支持基盤の大邱市と慶尚北道でも30%を記録し、2月の62%と比べて半分以下となった。一方で、第1野党の「共に民主党」の支持率は31%で最高値を記録した。

朴槿恵大統領の支持率下落と反比例して、一連の疑惑を次々に暴くニュース番組の視聴率は最高を記録している。

先月24日に、崔順実氏のものとされるタブレットPCを入手し、その中に機密文書が大量に保存されていたことを報じるなど、崔順実ゲートの報道で他を圧倒しているJTBCのニュースルームは先月26日に視聴率8.5%、シェアが30.2%を記録した。(ニールセンコリアの調査)

また、今月3日に放送されたトークショー「舌戦」の崔順実特集は9.287%、ソウル首都圏では10.1%を記録している。JTBCは、地上波ではなく、ケーブルテレビや衛星放送でしか見られないチャンネルであることを考えると、「お化け番組」と言っても過言ではないだろう。

韓国では「あまりにものすごい現実が起きているので、ドラマやバラエティは見る気がせず、ニュースばかり見ている」(ソウル在住の30代男性)といった声が上がっている。