映画『彼らが本気で編むときは、』生田斗真が桐谷健太の彼女役、かもめ食堂の荻上直子監督

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映画『彼らが本気で編むときは、』が2017年2月25日(土)に新宿ピカデリー・丸の内ピカデリー他全国でロードショー。

荻上監督が描く、奇妙な共同生活

監督を務めるのは、『かもめ食堂』や『めがね』を手掛けた荻上直子。女性として人生を再出発しようとしているトランスジェンダーとその恋人のもとに、母親に置き去りにされた少女が引き取られてきたことから始まった、3人の奇妙な共同生活を物語の中で描いていく。

荻上自身が、「映画を撮影していて、おもしろいな−と思う瞬間は、俳優さんが、自分の想像を越え、さらにすばらしいものを出してくれた時です。今回もおもしろい瞬間がたくさんあって幸せでした」と語るほど、脚本執筆時に思い描いていた通りのキャスティングが実現。

主演のトランスジェンダーのリンコ役に生田斗真、そのパートナーであるマキオ役に桐谷健太が抜擢された。2人がカップルを演じるということも、本作の見どころのひとつだ。

また、少女・トモ役に本作が映画デビューとなる柿原りんかを起用。さらに、トモの母親・ヒロミ役にミムラ、小学生であるトモの同級生・カイの母親であるナオミ役に小池栄子、リンコの職場の同僚・佑香役に門脇麦などの出演が決定。この物語により一層の深みを加える顔ぶれが揃う。

イメージソングは、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」。また、日本のヴォーカル・グループのパイオニアであるゴスペラーズが楽曲をカバーする。この曲は、歌詞の内容から、セクシュアル・マイノリティをはじめとする多くの人たちの心を打ち、世界中の様々なアーティストにカバーされ、幅広い世代から愛されている名曲。今や「世界的なセクシュアル・マイノリティの応援歌」の定番にもなった曲で、LGBTパレードやイベントなどでよく歌われている。

“テディ審査員特別賞”を受賞

全世界の映画祭の中で、もっとも権威のある、最高峰のLGBT賞である「テディ審査員特別賞」を邦画として初受賞。第67回ベルリン国際映画祭のセクシュアル・マイノリティの人たちをテーマにした全37作品の中から本作が選ばれ、この賞以外にも、パノラマ部門、ジェネレーション部門の2部門に選ばれている。

ストーリー

11歳の孤独な少女が心を開いたのは、トランスジェンダーの美しい人だった・・・
小学生のトモは、母親ヒロミと二人暮らし。ある日突然ヒロミが家出をしてしまい、独りきりになったトモは、叔父であるマキオの家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコは、女性への性別適合手術を受けたトランスジェンダー。リンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコの存在に戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった。

作品詳細

『彼らが本気で編むときは、』
公開日:2017年2月25日(土)
場所:新宿ピカデリー・丸の内ピカデリー他
出演:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、ミムラ、田中美佐子、小池栄子、りりィ、門脇麦 ほか
脚本・監督:荻上直子
配給:スールキートス
© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会


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